狩猟ギルドの在庫管理 その9〜集計用アプリと集計処理を見直そう〜

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どうもこんにちは!狩猟ギルド「粕玉ノ城」(かすたまのしろ)のアイテム管理室の管理人、ほり🐰です。
(中の人はサポートチームのメンバーです)

棚卸し集計アプリを作って、前月分の入出庫レコードを集計して、前月の在庫数と合わせて合計を出すことはできました。
でも、少し気になってた部分も残っており…

改めて出してみよう。

ただ、ちょっとまだ気にかかる部分があるんだよね。

・アイテムの指定を「アイテム名」でやっちゃってる←本当はアイテムコードでやりたい!
・毎回、レコード登録しちゃうから、やり直したらレコードが増え続けちゃう。←いらないのを手で消してるw

特に、棚卸しして数が合わなかったときには、入出庫アプリを見直して修正して、、、みたいな作業を行うはずだから、集計も何度も行うと思うんだよね〜。

それに、集計した結果に、どのレコードを対象としたのかの履歴みたいなものもあったら…いいような気がするなぁ。

ほり

今回はこれを解決していこうと思います!!やるぞぉ〜〜〜!!

まずはこれ。

アイテムの指定を「アイテム名」でやっちゃってる←本当はアイテムコードでやりたい!

アイテム名を選択して、アイテム名をキーに入出庫アプリのレコードを取得してるんだけど、本当はアイテム名じゃなくてアイテムコードで取得するべきだよね。キーだもんね。

選択肢から選択するダイアログを表示する」を使ってどのアイテムを集計するか選ぶようにしてたんだけども、これは選択肢に表示するもの=アクションの結果になるのでアイテムコードをアクションの結果としようとすると、選択肢もアイテムコードになっちゃうんだよね〜。

ま、そういう理由でアイテム名を選択肢に表示して、アイテム名をキーにレコード取得をしていたわけなのですが、アイテムコードを利用する方法に変えたいわけです。

別の方法はないかな〜と探してこちらを利用することにしました。

アイテムマスタのレコードを全て取得して、それをポップアップ表示したものを選ぶ方式です!

これだと選択肢を選ぶ時にはアイテム名を見せておいて、後続のアクションではアイテムコードを使うことができるのです。

この部分ですね!

レコードを選択するプルダウンをメニュー位置に配置する」も良さそうだな〜と思ったんだけども、ボタンを押したら次々選択肢が出てくる今の形式の方が、なんとなく直感的かな!と思ったんだよね。

ここらへんは、使いながら見極めていくつもり。


次はこれ。

毎回、レコード登録しちゃうから、やり直したらレコードが増え続けちゃう。←いらないのを手で消してるw

元はこうなってたので、ボタンを押して集計をやるたびにレコードが追加される状態になってたんだよね。

これを、一度集計レコードができたら、次からは更新になるようにしたいわけです。

更新するためにはキーが必要なんですけどね。レコードを特定することができるキーが2つのフィールド(アイテム選択・対象年月)に分かれておりました。

これだと更新のキーに使えないので、この2つを結合した値を持つフィールドを文字列1行フィールドの自動計算で作ってしまいます。

こうすることで更新するかどうかを判断できて、レコードがまだない場合には追加、もうある場合には更新することができます!

レコードを更新または追加する(キーの値を直接指定)」を使うと1アクションで更新か追加を判定してどっちかをやってくれる素敵処理ができあがります❤️

これで何回でも集計を試せるってわけ!棚卸しは何度も確認作業があるから助かるぅ〜💛


最後はこれ。

それに、集計した結果に、どのレコードを対象としたのかの履歴みたいなものもあったら…いいような気がするなぁ。

集計対象のレコードは、集計をするために既に取得しちゃってるので、そのレコードたちをテーブルに書き出すことにしました。

関連レコードを使って表示することも考えたのですが、関連レコードはレコードを表示した時点の最新のレコードの内容を参照して表示する機能なので、”その時”に計算に使ったレコードの値ではない可能性があるんだよね…

集計の証拠として残しておきたい意味もあるので、一度書き出したら更新しない限り変わらないテーブルへの書き出しとすることにしました。

テーブルはこのように用意しております。必要に応じてフィールドを増やすかもしれないけど、ひとまずこれで。

テーブルへの書き出しは「レコードを指定アプリのテーブルに書き出す」を使います。

書き出し先レコードは、先ほど用意した更新キーを使えば簡単に分かりますね。

2回目以降の処理の時にテーブルに追記されないよう、「既存のテーブル行はクリアする」の設定にしておくのを忘れないように。

結果のレコードはこんな感じになりました〜

これで、

  • アイテム名で選択するけど、レコード取得や更新はアイテムコードを利用する
  • 集計処理をやるたびにレコードが追加されず、2回目以降は更新になる
  • 集計に使ったレコードを履歴として保存する

この3つの要望が叶ったよ〜!!o(^o^)oワーイ

これで、毎月の棚卸し作業が楽になるといいんだけど…

また来月チャレンジだ!!

次回へ続く。

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投稿者プロフィール

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ほり
kintoneが好き過ぎる、自称帳票まにあ。
テクニカルサポートチーム所属。
「仕事をITでたのしく」をモットーに岡山県倉敷市から完全リモートワークしております!