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こんにちは、カスタマーリレーションチームのゆっこです。
今回は9月4日に名古屋で開催した『gusuku Customineユーザー交流会 ちむぐくる』で、非常に残念ながらその場で作ることができなかったカスタマイズをご紹介します。
(ちなみに当日の様子は開催レポートで詳しくご覧いただけます👀)

会場から出たリアルなリクエスト
名古屋で開催したちむぐくるでは、当日紹介するテーマ、もしくはお客さんからリクエストのあったカスタマイズを全員で考えながら、その場で作ってみる『対面カスタマイズ』を実施しました。
当日のこのコーナーでは、「繰り返し予定の作成」カスタマイズに全員で挑戦!
…こちらは無事に完成!🎉🎉🎉
そして、このコーナーの中で下記リクエストもいただきました。
「担当者アプリに登録されている担当者の数だけ、日報アプリにレコードを追加したい。
また、期間を指定して一気にレコードを作れませんか?」
担当者が10人いれば、10人分の日報を1レコードずつ。
期間が1週間なら、10人 × 7日 = 70レコードをまとめて作る、というイメージです。
「なるほど、これは二重ループが必要なパターンだな」とすぐにピンときました。
担当者ごとに繰り返し処理をして、その中で日付ごとに処理を回す。
担当者 × 日数 の組み合わせを作るカスタマイズです。
その場で挑戦した二重ループカスタマイズ
会場では実際に手を動かして、皆さんにも画面を見てもらいながら、一緒に二重ループを組み立ててみました。
▼ループカスタマイズに使用した「やること」
- 担当者ループ:やること「リストから要素を取り出す」
- 期間ループ:やること「日付の範囲から日付を取り出す」
最初に担当者アプリに登録されている担当者を1人ずつ取り出し、次に日付の範囲を指定して、その日数分ループしていく…。
「やることは○○を使うのでは?」といったアドバイスをいただいたり、「このアクションは何に使うんだろう?」といった疑問の共有&理解を皆で深めながら進めます。
普段ドキュメントだけではイメージしにくい部分も、目の前で組み立て、実際の動きを見ることで「なるほど!」と腑に落ちる瞬間があります。これも対面カスタマイズならではの良さです。
結果は惜しい!余計なレコードが…
実際の動きはというと、かなりいいところまで行きました。
担当者の数だけ処理が回り、その中で日数分のループもきちんと動く。
ところが最後に残ったのが、余計な空レコードが追加されてしまうという現象でした。
「なぜだろう?」「どこか条件が間違えているのでは」と、その場で検証しながらみんなで考えましたが、完成にはあと一歩届かず…。
「惜しい!」というところで時間となってしまいました。
でも、この“惜しい”という経験こそ、ライブカスタマイズの醍醐味です。
うまくいった成功例だけを見るのではなく、「なぜ動かないか」を一緒に考える過程にこそ学びがある、と改めて感じました(ポジティブ)。
「次の日考えたら、すぐにできたりするんですよね」
あの場では解決できなかった余計レコード追加の謎。
とあるお客さんがおっしゃったとおり、次の日に解決しました。
(「なんで昨日できなかったんだ!!!!!」と頭を抱えたのはここだけの話)
原因はシンプルでした。
▼どこが違うか分かるかな?(◉ω◉`) ジーーーッ
↓残念!惜しかったカスタマイズ

↓ちゃんと動いたカスタマイズ

答えは、担当者ループ(リストから要素を取り出す)から期間ループ(日付の範囲から日付を取り出す)に移るとき。
ここに、担当者レコードが1件以上あるかどうかの判定が不足していたのです。
追加の条件(アクションの結果が特定の値ならば)をきちんと入れてあげれば、思い描いた通りの動作になりました。
⭐やること「リストから要素を取り出す」などのループするカスタマイズについて、さらに詳しく知りたい方はぜひ下記動画をご覧ください!(音量にご注意ください)
➡カスタマインの秘密兵器!リストから要素を取り出す 完全理解(動画)
実際にはJob Runnerがオススメ
ちなみに――今回のように「担当者数 × 日数」といった大量レコードを一気に作成する場合、実際にはカスタマインのJob Runner(ジョブランナー)を使うのがオススメです。
理由は
- アプリカスタマイズの場合、処理が終わるまで画面を開いたまま待つ必要がある
- Job Runnerで行うほうがAPIリクエスト数の消費を少なく抑えられる
- Job Runnerで行うほうがカスタマイズがシンプルで分かりやすくなる場合がある
「日数(期間)をその場で指定したい」といったことがなければ、ぜひJob Runnerで挑戦してみてくださいね。
今回のカスタマイズの場合は、下記サポートサイト記事でJob Runnerで実現する方法をご紹介しています。
➡指定した期間内のレコードを予め一括で作成する
「自分も挑戦してみます」の一言
交流会のあと、印象に残っている参加者の方の一言があります。
「私も挑戦してみます」
当日見て終わりではなく、自分でもやってみようと思っていただけた。
それがとても嬉しかったです。
交流会は当日の体験だけでなく、”その後”につながる場になっているのだと実感しました。
交流会 ちむぐくる で得られる学び
この「対面カスタマイズ」は、どの会場でも毎回実施しているわけではありません。
ちむぐくるの内容は、開催する年や会場・参加される皆さんによって変わります。
だからこそ「その場でしか体験できない学び」があります。
また、今回のブログでは参加型の内容をご紹介しましたが、聞いてても・見てるだけでも楽しんでいただけるコーナーもあります!
もし、「参加してみようかな?」と少しでも興味をお持ちいただいた方は、ぜひご参加ください♪
それでは~ ノシ
▼今後の開催予定はこちら
※10月 8日(水)大阪開催と10月29日(水)東京開催は満席となりました
後日開催レポートの公開を予定しています

投稿者プロフィール

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"Customer Success/Inside Sales
主にgusuku Customineをご利用中のお客様向けサポートを行っています。"