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前提☝️
このブログの内容はフィクションです。
ほり🐰の妄想により書かれておりますので、多少の不整合には目をつぶって物語を楽しんでいただければ幸いです。
(ほり:サポートチーム所属の妄想うさぎ)
前回までのあらすじ📝
狩猟ギルド「粕玉ノ城」のアイテム管理室では、出入りの記録にばらつきがあり、棚卸しのたびに混乱が起きていた。
管理担当のほり🐰はkintoneを使って記録の一元化を試み、入力しやすく、在庫数が自動で計算されるアプリを整備した。
しかし、入力手順の誤りやテーブルへの記入位置のズレ、さらには名称の表記ゆれなど、現場の運用に根付かない細かな問題が次々と明らかに。
より使いやすく、間違いにくい仕組みを求めて、ノーコードツール「gusuku Customine」を導入。
操作性の改善に成功するも、今度は月別集計や履歴管理の難しさという新たな壁に直面する。
理想のアプリを目指して、ほり🐰の挑戦は続くのであった。
改めて、今まで作ってみたアプリを眺めてたんだけど。
そういえば、わたしってば、ルックアップフィールドの存在をすっかり忘れてたのよね!
そりゃ、人によって「薬草」だったり「やくそう」だったり書き方がバラけるよね。申し訳ない。
あと、前回考えたテーブル形式は、なにかと使いにくそうだから、レコード単位で記録していく方法に戻すのが良さそうかな。
というわけで、
・アイテムマスタアプリ(ルックアップフィールドの元になるアプリ)
・入出庫記録アプリ
の2つのアプリで運用する方針に転換しま〜す!
さて、早速kintoneアプリを用意してみたよ。
まずはアイテムマスタアプリ。ここに、アイテム名と、現在の在庫数を入れる仕組みでーす!

入出庫アプリはこんな感じ。

アイテムをルックアップフィールドにして、アイテムマスタと連携するようにしました。
そしてそして・・・
この入出庫アプリにレコードを登録したら、自動でアイテムマスタの在庫数を増減するようなカスタマイズを、カスタマインで作れたら完璧なんだけどぉ〜・・・

どうした、また何か困っているのか?

ギルド長!
カスタマインを使ったら在庫数の反映ができそうな気がしているんですけど、なかなか実際のカスタマイズの方法が思いつかなくって…

なるほどな。
実は、Cybozu Daysで、カスタマインに関する資料もいくつかもらってきたのだ。
もしかしたら参考になるものがあるかもしれんぞ。

ほぇ〜!資料まで!!
ギルド長、狩猟だけじゃなくて展示会も得意なんですね!

何を訳のわからんことを…
ここに資料を置いておくから、自由に使ってくれよ。
モンスターだけじゃなくて、資料まで狩ってくるなんて、ギルド長は何でもできるんだなぁ。
と悩みすぎて意味不明なことを思いつつ資料を見ていると、今の私にぴったりな冊子を見つけてしまいましたぁぁぁああああ!!!

注意事項📙
現在、こちらの冊子はWeb版(PDF配布版)がございません。
冊子がほしい方は、カスタマインを展示している各種展示会でGetするか、郵送の申込みをお願いします。
郵送をご希望の場合は、
チャットサポートやカスタマーサポート、お問い合わせフォームなどからお問い合わせください。
ここの「02 入庫が完了したら、入庫数を実在庫へ反映させよう」が参考になりそう。
入庫を行ったら、マスタアプリに反映するっていうところがぴったりじゃない?
入出庫アプリに登録したときに在庫の反映をしたいから、入出庫アプリのカスタマイズをしたらいいんだよね。

ポイント☝️
更新先レコードの値を使うときには「@out.」を使いましょう。
挿入 > フィールド > マッピング先アプリタブ
と選んでいって、マッピング先フィールドから選択すると設定しやすいです。
よし、これで入出庫アプリに保存すると自動的にアイテムマスタの在庫数が変わる仕組みになったよ!
では早速、アイテムマスタアプリの初期値を棚卸し時の54に設定して、カエデさんの登録をやってみます!
入出庫アプリのレコード登録前の状態(棚卸し時点の在庫数54)

この入出庫レコードを登録します!
kintoneの「保存」ボタンをポチッとな。

保存が終わったら、アイテムマスタアプリの薬草レコードを更新して確認してみます。ドキドキ。

ちゃんと入出庫数「-10」が反映されました!!(∩´∀`)∩ワーイ
よ〜し、すでに記載してくれてる分をまとめて登録しておいて…と。


入出庫アプリに登録しただけで、在庫数の計算がバッチリできました!
この形なら、入出庫アプリのレコードを集計して月ごとの増減数を出すこともできるし、kintoneのファイル書き出し機能を使えば、Excelで集計することだってできちゃうのだ!
さて、そろそろ「薬草」以外のアイテムも管理を始めたい。
次によく使う「回復薬」を登録してみることにしました。
回復薬には、ふつうの回復量の「回復薬」と、高い効果のある「回復薬グレート」の2種類がある。
アイテムには、この「グレート」の名前がつく効果の高い種類のアイテムがいくつかあるから、「グレート」はチェックボックスにして、グレートかどうかを判断できるようにしたよ。


この考え方でいけば、硬化薬と硬化薬グレートだって、大タル爆弾と大タル爆弾グレートだって管理できちゃうのだ。

うんうん、、、いい感じ♪

あの〜管理人さん、相談があるんだけど…

ヒサメさん、どうしましたか?

回復薬の持ち出しをしたから入出庫アプリに登録したんだけど、
なんか回復薬グレートの方も出庫登録がされちゃったみたいで…

え!?どれどれ…
うーん、入出庫アプリには回復薬の登録しかないんだけどなぁ。


・・・( ゚д゚)ハッ!
そうか!
「レコードを更新する(キーの値をフィールドで指定)」でアイテム名をキーにしているから、
「回復薬」も「回復薬」+「グレート」も同じ「回復薬」っていうキーの値で更新することになっちゃうのか!!!

ヒサメさん、すみません、
アイテムマスタの登録内容が良くなかったみたいです…

そうなんだ?これってどうしたらいいのかな?

とりあえず今登録してもらったのはこちらで対処するので、また今度登録をお願いします。

はぁい!よろしくね!
グレートをチェックボックスにする作戦は良くなかったな…(´・ω・`)ショボーン
キーが同じものが複数できちゃうということに気づいてなかった。
仕方ないので、「回復薬」+「グレート」のアイテム名を「回復薬グレート」にしてしまうか。

そして、すでに登録済みのレコードも変更するカスタマイズを作成して…
とここで、ふたたび( ゚д゚)ハッ!
既存レコードのアイテム名だけ見たら、「回復薬」も「回復薬」+「グレート」も同じ「回復薬」っていうキーの値だから一括更新しづらい!!!
今回だけに限って言えば、先に「回復薬」+「グレート」のレコードを取得してから更新しても良いんだけど、今後もうまくいくとは限らない気がする…
そうか、、、キーって、、、必ず1つに決まるものじゃないとダメなんだ…
その時はよくても、後から操作や管理がしづらくなるんだね。学んだよ。
というわけで、ルックアップにはアイテム名じゃなくてアイテムコードを紐づける運用としました。


はぁ、、、間違って在庫数の値が変わっちゃった分もあるから、また整理し直さなくちゃ。
次回に続く。
用語解説
- ギルド
モンスター討伐要請を受け付ける機関。 - ギルドメンバー
ギルドを運営するメンバー。アイテム管理室の管理人もここに含まれる。 - ハンター
ギルドに所属する、モンスターを狩ることを生業としている人たち。
基本的にどこかのギルドに所属し、ギルドから依頼を受けてモンスターを討伐する。
登場人物ご紹介(ギルドメンバー)
- ほり
連載の主人公。kintoneアソシエイト取得済み。毎月のアイテム在庫管理に頭を悩ませている。 - さる
アイテム管理室の管理人の一人。ほりの良き相談相手。 - ギルド長
狩猟ギルド「粕玉ノ城」のギルド長。kintoneをほりにおすすめしてくれた人。
登場人物ご紹介(ギルド所属ハンター)
- 大剣使い:ゴウマル
大剣を豪快に振るう怪力の持ち主。重厚な一撃でモンスターを薙ぎ払う。 - 太刀使い:カエデ
流れるような太刀筋を持つ剣士。礼儀を重んじる武人タイプ。 - 双剣使い:ヒサメ
笑顔で駆ける小さな狩人。その刃は氷のように静かに獲物を貫く。 - ライトボウガン使い:スイレン
静かに獲物を狙い撃つ、沈着冷静な狙撃手。


投稿者プロフィール

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kintoneが好き過ぎる、自称帳票まにあ。
テクニカルサポートチーム所属。
「仕事をITでたのしく」をモットーに岡山県倉敷市から完全リモートワークしております!
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