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こんにちは。
サポートチームの妄想うさぎ、ほり🐰です。
今回もJSONやるよ。
今回は、前回に引き続きこちらの”やること”を使って活用を考えてみたいと思います!
前回のブログはこちら
AIとJSON読み取りでいい感じの活用を考えてみた
https://www.r3it.com/blog/ai-and-json-20250708-hori
JSONについての説明はこちらのブログをご覧いただければと思います。
上記ブログでは、JSON形式に変換するところを、AIを使ってお願いしていたのですが、
AIを使わない方法で何か活用できそうなものはないかな〜と妄想したところ、今回は「メニュー位置でQRコード読み取りを開始する」を使った、QRコードとの組み合わせを考えてみました。
これまでも、QRコードからの読み取り結果をフィールドにセットしたり、レコード追加・更新のマッピングに利用することはもちろんできたのですが、
複数のフィールドにまとめてマッピングすることが難しかったのです。
ちなみに…
カンマ区切りの文字列からQRコードを作っておいて、「正規表現を用いてフィールドの値を置換する」を使って無理やり分割するという方法もなくはなかったですが…結構力技です(^_^;)
だったら、JSON形式の文字列からQRコードを作成し、
それを読み込めば、QRコード読み取りから一発でマッピングできるんじゃないの!?
と考えたのです。さてさて、どうなるでしょうか。
試してみたアプリ

とりあえず、文字列3つとテーブル1つ用意してみました。
活用考えてみる!と意気込んでみたものの、なかなかパッと思いつくユースケースが出てこず、こんな中途半端なアプリになってしまって申し訳ないです…
マスタアプリ用意してルックアップにするほどではないけど、よく同じ登録をするんだよね、みたいなことがあれば使えるのかもなぁと思ったりしたのですが、棚卸しとかそういうのだったらマスタアプリを用意してルックアップしたほうがスムーズな気がしましたw
逆に、

ルックアップ取得した後、「ほかのフィールドのコピー」の部分を有効化して手入力して直したいんだよね。
直す内容はだいたい決まってるんだよね。
みたいな要件があるんだったら、今回のJSON形式の読み取りは当てはまるかもしれません。
(良い活用方法があったら教えてほしい)
せっかくなので、配列から読み込むためのテーブルも用意してみました。
テーブル活用は何か使えそうな気がしたものの、こっちもユースケースが思いつかず(スマヌ)
とにかく!
kintoneへ入力する際の省力化、効率化のなにかのお役に立てば…!という気持ちで書きますw
サポートにたま〜にこういう質問くるので、何かそういう要件があるのではないかと信じております( ー`дー´)キリッ
QRコードのもとになる文字列
このような文字列を用意しました。
{"文字列A":"こんにちは","文字列B":"ハロー","文字列C":"おやすみ","配列X":[{"文字列X":"いちご"},{"文字列X":"ぶどう"},{"文字列X":"レモン"}]}
改行やスペースがあるとQRコードが無駄に大きくなるのでこのようにしておりますが、これだと読みづらいので適度に改行やスペースを入れたものをお見せします。
{
"文字列A": "こんにちは",
"文字列B": "ハロー",
"文字列C": "おやすみ",
"配列X": [
{ "文字列X": "いちご"},
{ "文字列X": "ぶどう"},
{ "文字列X": "レモン"}
]
}
こんな感じで、文字列を3つと、文字列1つを含む配列を用意しました。
配列の部分がテーブルに読み込まれる想定です。
この文字列をQRコードにした画像はこちらです。
QRコードの画像は、カスタマインでも作成可能です!
(「QRコードを生成する」を使ってね)

カスタマイズ例

細かいところの説明は省略させていただきまして、ポイントだけ抜き出してお伝えします。
☝️ポイント
- 「QRコードまたはバーコードを認識した時」に「JSONを読み込む」を行うとJSON読み取りエラーになるので、いったん「なにもしない」のアクションを挟む。(※ブログ執筆時点の動作です)
- テーブルの書き出しは、JSON形式の文字列の中の配列部分を「リストから要素を取り出す」で取り出し、1行ずつ追加する。
このカスタマイズを使えば、QRコードを読み取ったら、文字列3つの値セットと、テーブルへの書き出しが一瞬で終わってしまうのです。
いいじゃん!なんか使えそう!!(やはり具体例は思いつかず・苦笑)
実施結果

動きがないと、何もわからないですね!(∩´∀`)∩お手上げ
ぜひ、お手元で真似して試してみていただければと思います!!
おまけ
QRコードにJSON形式の文字列を入れるのではなく、
いったんQRコードで成形前の適当な文字列を読み込んでおいて、
それをAIでいい感じにJSON形式に整えて、フィールドにマッピングする
みたいな活用も考えられそうですね。
JSON形式になっていれば、そのままアクションの結果を利用してマッピングに使えるので、かなり色々なことに活用ができると思います。
ぜひぜひ、お手元でお試しいただければと思います!!
なお、、、
他のアプリからコピーしたいから、今回のJSON読み込みこみを使おう!
他のアプリのレコードの内容を取ってきてJSON形式に変換して…
とかやる必要はありません。
普通にカスタマインのレコード取得と値セットとマッピングで可能です(笑)
一番効率が良く、シンプルな方法で、要件にあったカスタマイズを作成していただければな〜と思います。
(JSON利用することが目的にならないように!)
楽しいカスタマインライフをお楽しみくださいませ!


投稿者プロフィール

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kintoneが好き過ぎる、自称帳票まにあ。
テクニカルサポートチーム所属。
「仕事をITでたのしく」をモットーに岡山県倉敷市から完全リモートワークしております!
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