4時間のウェビナーは学びしかなかった件

公開日:2025-04-30

皆さん、こんにちは。
スギ花粉とヒノキ花粉、花粉症二刀流の築山です。

先日(2025/4/17)、「最後の一問まで残さず回答!カスタマインの疑問徹底解消スペシャル」という、視聴者さんからの質問に答えるだけのウェビナーを開催しました。

きっかけ

「なぜそんな謎ウェビナーをやったのか?」といいますと、、、一言でいうと「思いつき」です。(我々がやる変なことはだいたい急な思いつきです)

が、ちょっと真面目に当時の思考を振り返って考えると、
「チャットサポートがあるのに、展示会やイベントまで質問せずに溜めてしまっていてもったいないなぁ」
といった日頃感じていた課題感を解決したかったというのと
「色んなウェビナーや動画をお届けしているつもりだけど、本当にそれは皆さんが欲しい情報なのか?」
など、自分たちのやっていることに対する客観的に意見がいただきたいな、と考えたのがきっかけだと思います(たぶん)。

ざっくり概要

ウェビナーでは、冒頭に記載した通り「ひたすらお客さんへの質問に回答」し続けました。

ありがたいことにウェビナー申込時に記入いただいた質問と当日 Zoom の Q&A でいただいた質問を合わせるとおそらく 80ぐらいの質問をいただきました。

事前に皆さんにお約束していた通り、

  1. 当社の事業戦略・ビジネス上の機密にあたる内容
  2. お客さま個別の要件に対するカスタマイズ作成方法
  3. お客さま環境にて発生しているエラーの解消方法

以外のご質問にはすべてお答えする予定だったので、始める前にも「1~2時間」じゃ終わらないだろうなぁ…とは思っていましたw

実際、16時ちょうどにウェビナーを開始し、途中10分x2回の休憩を挟み、全てに完答してウェビナーが終了したのは 19時53分でした。

ダイジェスト

当日いただいた質問約80問すべてのご紹介はできないので、いくつかピックアップして紹介させていただきます。

最序盤の質問「カスタマインの学び方」

今回のウェビナーは大半がカスタマインを使っている方でしたが、中には「触り始めたばかり」「これから使う予定」という方もいらっしゃいました。

そういった方からは「カスタマインを理解するには何を見たら良い?」という趣旨のご質問がいくつかありました。

「カスタマインで解決できることを知りたいのか?」「カスタマインの操作方法を学びたいのか?」でアプローチが異なるのでは、と思います。開発に積極的に携わる方で無ければ「この課題がカスタマインで解決できるかどうか?」だけがわかれば良いと思いますし、これからドンドン開発される方であれば操作方法を知っていただく必要があると思います。

これを踏まえて、私からは差し上げた回答を改めて書き出すと下記の通りです。

「カスタマインを知る」方法にも段階があり「どんなサービスか?」を知っていただくためには

 ウェビナー
(初めての方は「自分にもできた!gusuku Customineで楽々アプリカスタマイズ」がオススメ)

 10分ですべてがわかる動画

「どんな課題が解決できるか?」は

 お手軽体験

 できることカタログ

 できることカタログ(業務課題別)

などが良いと思います。

また、「カスタマインの操作方法」を学ぶためには

 体験動画

「もう少し体系的に機能を理解するため」に

 カスタマインの歩き方

がオススメです。

冒頭の「きっかけ」で記載させていただいたように私達がたくさん用意しているつもりでも、皆さんが迷子になってしまったら全く意味がないですよね。もう少し皆さんに伝わりやすい、探しやすい方法を模索したいものです。

盛り上がったテーマ「レコード取得・更新の使い分け」

複数の方からいただいたご質問で
「レコードを取得する『やること』が複数あるけど、どれを使ったら良いのか?」
「レコードを更新する『やること』の使い分けは?」

といったご質問がありました。

ご質問にあったとおり、「レコード取得」や「レコード更新」に関するやることは非常にたくさんあります。これはカスタマインが6年半の歴史の中でドンドン機能が強化されたこと、また様々なスキルをお持ちの方に使っていただきたいからでもあります。ただ、結果として同じような「やること」が複数存在しており使うときに迷われることがあるかと思います。

これらの回答は簡単でして、「『カスタマインの歩き方』を見てくださいね!」です。

カスタマインの歩き方「レコード更新編」「レコード取得編」それぞれに「やること」の詳細な解説や違い、使い分けのフローチャートも掲載しているのでぜひ参考にしてください。

楽しくて時間を割きすぎた「リストから要素を取り出す」

個人的に「ここで時間使いすぎたなぁ…」とまったく反省をしていないのが、「リストから要素を取り出す」に関するご質問です。

先日、「カスタマインの秘密兵器!リストから要素を取り出す 完全理解」という動画を公開させていただいたのですが、「このリストから要素を取り出すとどんなことが解決できるのか?(営業系の業務で)」という趣旨のご質問でした。

細かいカスタマイズは割愛しますが、紹介させていただいたのは

  •  一覧画面で指定したレコードに一括でコメントを送る
  •  日報にの同行者(ユーザー選択)にいるユーザーの数だけ、別アプリにレコードを作成するといったものです。

いずれも、「リストから要素を取り出す」を使わないと「1件だけ」しか処理できないものを、「件数分」処理できるようになります。これらはカスタマイズを作ったほうがわかりやすいと思って作り始めたら、上手く動かなくて修正して、というのを繰り返していて結構時間を使ってしまいました。

ただ、後で振り返って皆さんがチャットに送ってくださったコメントを見ると、「試行錯誤が楽しい」とか「他の人の操作を見るのは勉強になる」など、楽しんで見ていただけたようなので良かったです。

脳に疲労が蓄積してきた最後の1時間

18時を過ぎた頃から業務時間の関係で退出される方もチラホラ見られ、「最後の方は自分1人だけになるかな?」などとも思いましたが、開始から3時間を過ぎても多くの方が残ってチャット欄やQ&Aを持ち上げてくださっていました。

ただ、最後の1時間は私自身頭の働きが悪くなってきて、いただいたご質問に上手にお答えできなかった部分があるかと思います。

休憩時間にアイスを合計6個食べたのですが、知能は回復しませんでした

特に適切にお答えできなかったと思う1つを紹介し、改めて回答させていただきます。

質問は「他のアプリのチェックボックスの値を、更新したいです。更新先のレコードのチェックボックスのチェック状態を残したまま、任意の値のチェックを付ける方法はありますか?」です。

これはなかなか難しい質問でした。正直なところ、疲れていなくても即答できない質問ですw
いただいた質問は社内のメンバーが確認してくれていたのですが、結局セミナー中にはわかりやすい回答をすることができませんでした。

ということで、改めて回答です。

アプリの構成を簡単に書きますと、

 チェックボックスのフィールドコード:チェックボックス

 チェックを付けたい値:sample1

だと想定します。

既に入っているチェック状態を残したままチェックを付けるのは「append 関数」を使用して、「=append(チェックボックス, “sample1”)」のように記述します。ただ、シンプルに append 関数でレコード更新をするだけだと、既に sample1 にチェックが入っている場合は以下のようにエラーになってしまいます。

そこで、先にレコードを取得しておいて 10番の追加条件で「sample1 が含まれない」というケースのみに更新をかけるようにしています。

これで、sample1 にチェックが入っていないときのみ追加する処理となります。

、、、ということで、ウェビナー当日は頭が回らずグダグダになってしまった件について改めて回答させていただきました。

助手たちの苦労

当日、長時間のウェビナーを1人で運用するのはさすがに大変なので、あかねさんゆめぴにサポートに入ってもらいました。

あかねさんはカスタマイン大好きっ子として、直前にいただいた質問で回答を考える時間がなかったものや、当日いただいた質問ですぐ回答が難しいものを調べたり、社内に相談して回答の準備をしてくれてました。

ゆめぴは私が好き勝手に色々なページを開いて皆さんに紹介するので、その URL や動画を探し出してチャットで皆さんにご案内する、ということをやってくれていました。

終わったあとの本人たちの雰囲気からすると、好き勝手に喋り続けてたいた私よりサポートに入ってもらった2人の方がバタバタしていたような感じでした。

2人共お疲れ様でした。

私たちが学ばせていただいたこと

「ユーザーさんが悩みを解消できて、喜んでいただけたら嬉しいな」と思ってやったものですが、

  • 自分たちが届けているつもりになっている情報がユーザーさんに届いていないこと
  • 情報が整理されておらず、どれを選択したら良いか迷ってしまうこと
  • チャットの利用方法(ボットではないこと)
  • 私達が当たり前のようにやっていることでも、ユーザーさんは知らずにいること

などなど、私たち自身がたくさんのことを教えていただけました。

また、

  • 助手のあかねさんのマイクが不調で喋れなかったときに応援していただいた方
  • ほぼ4時間ずっと視聴してくださっていた方
  • お子さんの送迎で抜けたあと戻ってきてくださった方
  • チャットでワイワイ盛り上げてくださった方
  • ぎっしりアンケートを書いてくださった方

など、視聴者のみなさんがとても温かく、4時間を「長かった」と思わずにあっという間に終わったウェビナーでした。

第2回をご期待いただいている声も多いため、開催方法を検討して(さすがに4時間は視聴者の方が大変だと思います。私は24時間配信でもいけますが)、皆さんに楽しいお知らせができればと思います。

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築山 春木
gusuku シリーズのエンドユーザー様への提案・パートナー様への支援をメインに活動しています