我あしびなーのコミュマネ、沖縄のテックコミュニティイベントに参加して何を思うか

はじめに

周りはJAWS FESTAに参加するおともだちが多い中(FESTAも行きたかったんだけど、先にハカチャンのプロポーザルが通っていたので…w)どりぃは今回4年ぶりにリブートされたハッカーズチャンプルー2023でLT登壇してきました。

今年に入って、イベントやカンファレンスのリアル開催が増えてきた、というより戻ってきた感覚があります。

それは地域や規模に関係なく、です。

わたし自身、地方のテック系コミュニティのイベントに参加したのはかなり久しぶりだったのですが、久しぶりに元エンジニアの血がザワザワしたというか、自分の源泉はここにあるんだろうなという気持ちが起こりました。

現場を離れて長く経つし、エンジニアリングもしていないし、現職はマーケターであり、コミュニティマネージャーです。

とはいえ、なんだかんだ今の自分の基礎を作ってるのは当時の自分なんだろうなということを改めて感じた2日間でした。

誤解のないようにお伝えしておくと、わたしはエンジニア至上主義でもないですし、いわゆるプレーヤーとしてのエンジニアに戻りたいかと言われると、Noです。昔は固執していた時期もありましたが、今の自分の置かれている環境には満足しています。

思い返すと、現役時代は正直楽しさだけで参加していたところがありました。

そのため、そのイベントの背景や取り巻く環境などに意識が向くことはあまりなかったように思います。

むしろ今は、そのイベントを運営する人たちの思いや、参加する人たち、背景や環境などが、比較的人と話すことで垣間見えてくることがあります。

今回は、ハッカーズチャンプルー2023と、その前夜祭を通じて、どりぃが感じたことをお話します。

前夜祭とさくらとエンジニア

前夜祭は、さくらの夕べとのコラボで行われました。

9月にオープンしたばかりのSAKURA innobase Okinawaが会場です。

SAKURA innobase Okinawa

ビル自体も比較的新しいようで(新築って言ってたかも)那覇市の繁華街に位置しています。

SAKURA innobase Okinawaは「社内外におけるリアルコミュニケーションスペース」だそうで、目的としては沖縄を起点としたDX人材の育成や、デジタルイノベーションの創出に力を入れるためのDX拠点だそうです。

オープンしてからよく「コワーキングスペース?」と聞かれることもあるようで、そこは弊社のgusuku Ashibinaa OSAKAも一緒ですね。

ただ弊社の場合は、SAKURA innobase Okinawaよりはだいぶ間口は広いので、そこは少し性質としては異なる点かなと思います。

ワークスペース利用はできないようですが、イベント会場の提供はされているようなので、沖縄で会場を探されている方は連絡されてみると良いのではないでしょうか。

前夜祭では、さくらさんの新人エンジニアによるLTや飛び込みLTが行われました。

話を聞いていると、さくらさんのエンジニアは、技術が大好きで自己研鑽に勤しむメンバーが多いように思います。その努力の結晶が、あの多様なサービスであり、プラットフォームなんだろうと思います。

しかしさくらさんでなくとも、いわゆるDeveloperにカテゴライズされるエンジニアは、往々にしてアンテナを張って、技術のキャッチアップを行っている方が多いように思います。

技術のキャッチアップを行う理由としてわたしが個人的に思うのは(わたし自身もそうしていたという経験則にはなってしまうのですが)ベースになる技術は、古くなると品質の劣化に繋がったり、脆弱性に繋がったりすることが挙げられます。また製品やソフトウェアには寿命があります。EOLになると、製品自体の提供もサポートも終了してしまうので、バージョンアップはかかせません。(互換性やコスパ、リソースの観点からあえてバージョンアップしないという選択をする会社もあったりはしますが…そういう事情があるのも理解はできます)

こと技術やエンジニアの話になると熱く語ってしまうところはご愛敬と思ってください!

ハッカーズチャンプルー(ハカチャン)について

ハカチャンと参加の経緯

ハカチャンは、2013年から始まり、今年で10年目を迎える老舗(というと他の老舗コミュニティに怒られるから中堅かな…)テックコミュニティです。

弊社の西島が実行委員長を務めており、アールスリーにJoinした頃からコミュニティの存在は知っていました。

が、昔はなぜか弊社の当時の新人が(?)ハカチャンに参加して何かを持ち帰ってもらう(?)というような謎ルールがあったように認識していて、わたしはなんだかんだ参加するタイミングを完全に見失っていました。

それにもかかわらずなぜ今回参加したかというと、雑に西島に登壇を誘われたからです(なぜ誘われたのかはいまだにわかっていませんが、ただのノリだと推察します)

個人的にいろいろ検証したいテックネタは手元にネタリストとして持っているのですが、プロポーザルのエントリーをすぐに行わないといけない関係で、比較的出しやすいネタで雑にエントリーしてしまいました。

来年もあるとのことなので、来年はネタリストにあるテックネタでエントリーできたらしたいなと思います(落とされる可能性も大いにあるけどね!)

ハカチャンとコミュニティ

さて、ハカチャンですが、自分の観測範囲におけるコミュニティの見解になってしまいますが、運営が比較的スムーズに回っていて(表向きは。みんなだいたい表向きは滞りなくうまくやるからね!裏ではいろいろあるとしても、だよ)しかも新陳代謝も行われているコミュニティだなということを今回参加して感じました。

実行委員長は西島ではあるのですが、今回リブートしたきっかけは、若手の一声がきっかけだったようです。つまり実働は違うということですね。

運営メンバーはみんな、純粋にハカチャンが好きで、技術が好きで、楽しくイベントを開催したい、みたいな気持ちがあって、その気持ちを持った人たち同士が集まってイベントが作られてるんだろうな〜という感じがしました。

運営メンバーで共通認識を持つことは本当に大事で、ここで方向がずれてしまうと、メンバー内の衝突や最悪の場合決裂にも繋がりかねません。

簡単なことのようにも思えますが、コミュニティが成長し、影響力を持ってくると、私物化しようとするような人が出てくる可能性があります。そうならないためにも、ですね。

また、メンバーの思いとして、ハカチャンに参加するだけで、自分から足を運ばなくてもいろいろな技術が学べるようにしたい、という思いがあるようで、特定の技術のみに限定されない幅広いセッションが展開されています。

まさに「チャンプルー」です。

ハカチャンとお作法とお金(だいじ)

ハカチャンにはいくつかお作法があるようです。

それは、

  • シングルトラックでやること(マルチで展開しない)
  • 通常のセッションとセッションの間にLTを挟むこと

なんだそうです。それがリブートした今回も継承されていました。

あとは伝統芸のカンパ…!(写真撮り忘れた)

ノベルティを作ったりするお金は、前年(今回は4年ぶりなので、2019年のハカチャンのカンパ)からまかなわれているようです。

「え、沖縄のコミュニティってそうなの?」って思わず聞いてしまったんですが、「いや俺もこれとJAWS-UG沖縄以外知らん」と言ってました。。。

(つまりY須さんがかかわってるコミュニティってことか…?いや邪推はやめようw)

コミュニティ運営でよく壁にぶち当たることなのですが、非営利で運営している団体は、基本お金を持っていないです。なのでスポンサーを募ってスポンサーにお金を出してもらったり、あるいは参加者から必要な費用を集めたりします。

コミュニティでお金を持つと、口座管理が大変なんです…あと属人化すると危ない(非常に近いおともだちが口座の開設手続きで苦労していたのと、自身がコミュニティイベントを運営した時に一瞬そのことを検討して結果的に持たない選択をしたのでよくわかります)

なので、みなさんもこれからコミュニティを見る時にそういう目で見てみると、また違った側面が見えてくるかもしれませんよ。

おわりに

ちなみに、今回LT資料を珍しくブラッシュアップしていた関係でお昼から本編に参加したのですが、先着100名のみに配布されるノベルティが、なんとラス3で運良くゲットできました!やったね!

長くなりましたが、LT資料はちょっと出せない部分を削って久々にどっかでアップしようと思います。

アップしたらブログも更新します。では〜。

最終日やっと食べた沖縄そば