Cybozu Days Shanghai 2017 参加レポート

こんにちは西島です。

だいぶ遅くなってしまいましたが、去る7月21日に中国は上海で開催されました Cybozu Days Shanghai に参加してきましたので、その参加レポートをお届けします。

可愛い(…?)パンダのロゴとともに


可愛い(…?)パンダのロゴとともに

個人的に上海は約15年ぶり(?)2回目の上陸となりました。前回の訪問時には横断歩道で怒鳴り合う歩行者と運転手の姿、タクシーの助手席が今まで乗ったどんなジェットコースターよりも怖かったのと、タクシーつながりで言うとタクシー待ちのエリアでボーッと乗車を待っている間にどんどん割り込まれた(というか並ぶという概念が無かった?)などが印象に残っていますが、さてはて今回の旅はどうなることでしょうか。

Day1 : kintone Café 上海 Vol.2

参加の予定だったのですが、那覇→上海の直行便は微妙に到着が遅いのと、ホテルにチェックインしてから仕事が詰まっていたので、懇親会からの参加とさせていただきました。

空港から少し外に出た瞬間、めちゃくちゃ暑い!沖縄より遥かに暑いのを感じました(滞在中の最高気温41度でした…)。

移動は今回リニアモーターカー、地下鉄、タクシーを利用しました。リニアモーターカー最高です!(一瞬で終点に着いてしまいますが。。。)

リニアは観光客プライスの往復で50元。タクシーからの車窓はきれいな夕焼けでした。


リニアは観光客プライスの往復で50元。タクシーからの車窓はきれいな夕焼けでした。

タクシーを拾うのは一苦労でした。配車アプリがあまりに発達しているせいで、全く流しのタクシーを捕まえられないのです(DidiというUber Chinaを買収した会社のアプリをインストールしていったのですが…Uber同様にコールバックが来て「現在位置を教えろ」となってしまうので使えませんでした(^_^;)

猛暑の夕方、20分位格闘したでしょうか。最終的に、目の前で降車した(同様のパターンで既に2台乗車拒否されていた)車を意地で止めて、ドアを開けて乗ろうとしたところ、地元の青年と目が合って「あっ・・・」。

そうです、既にこのタクシーも配車アプリで予約済みなのです!

見かねた彼が「お前さっきからずっとここに居ただろ、いいよ乗れや(超意訳)」みたいなジェスチャーで譲ってくださったので「おおお、謝謝!」といって乗ることが出来ました。

一度タクシーに乗ってしまえば、あとは全く言葉は通じませんが目的地の地図と名称で「Please take me to this place!(と言ってスマホを見せる)」「***?*****!」「お、Okay….(たぶん」で乗り切れます。

無事に懇親会のお店に到着し、地元上海企業の皆様のディープな話を色々伺い、明日のメインイベントにさらなる期待を膨らませたのでした。

紹興酒で締めたあとはおのぼりさんツアーに連れて行っていただきました


紹興酒で締めたあとはおのぼりさんツアーに連れて行っていただきました

Day2 : Cybozu Days Shanghai 2017

翌日はいよいよお昼過ぎからCybozu Days Shanghai 2017です。

最寄りの路面電車の駅からホテルまで、ぐるっと歩くとそこには見慣れたロゴのコンビニが!もちろん緑の方も数多くあります。が、敢えて隣の地元の麺屋さん?で持ち帰りの麺を買ってみました。とても安くて美味しかったです!

手前に見えるのはこれまた便利過ぎる自転車シェアリングサービスです。今回は決済の関係で利用できませんでしたが、そこらじゅうにあるので非常に便利に使えそうでした!

今回のテーマは「壁を超える」ということで、文字通り壁を超えて中国に進出し、ビジネスをしている企業の様々な事例が多数紹介され、非常に参考になりました。

詳しい基調講演レポートはぜひこちらをご覧ください。

ASCII.jp×ビジネス 中国のサイボウズユーザーはいかにして「壁」を乗り換えたのか?

大入りの基調講演は様々なゲストの登壇で盛り上がりました!


大入りの基調講演は様々なゲストの登壇で盛り上がりました!

続いて今回が2回目というkintone hive がCybozu Daysと同時開催されましたので、こちらのセッションに移動しました。

kintone hiveはユーザー主体で、kintoneが実際の現場でどのように活用されているかを共有するイベントです。日本でのスタイルと同じく、kintoneプロダクトマネージャー 伊佐さんの進行により進みます。

(内緒ですがリハーサルに2時間かけた疲れも見せず)テキパキ進行する伊佐さん


(内緒ですがリハーサルに2時間かけた疲れも見せず)テキパキ進行する伊佐さん

仕事をしたりFacebookしたりしている、最前列に陣取る日本からの遠征組の皆さん


仕事をしたりFacebookしたりしている、最前列に陣取る日本からの遠征組の皆さん

どの事例も非常に分かりやすく、現場の苦悩を解決して腑に落ちる感じがkintoneらしく、ナレッジの共有という意味でとても素晴らしいイベントでした!

次のセッションの特別講演では、岡田武史氏(サッカー日本代表 元監督/杭州緑城 サッカークラブアドバイザー/FC今治 オーナー)の講演でした。文字に起こせないおもしろネタが満載の、楽しいだけでなく示唆に富む素敵な講演を聞く機会に出会えたことに感謝です。

最後の懇親会では、初めてサイボウズの青野社長と名刺交換させていただきました。ありがとうございました〜と舞い上がっていたところ、抽選会で岡田監督のサイン入りユニフォームが当たってしまいました。

すみませんすみません、もひとつすみません&ありがとうございました!

未来と過去が同居する街、上海

2泊3日の弾丸ツアーを終え沖縄に戻るときに強く感じたのは、未来と過去が同居しつつ爆走する上海のダイナミズムでした。

どの企業の方も口を揃えて「中国・上海は動きが早すぎる」と仰っていました。1年計画なんてとんでもないと。3ヶ月計画がやっとで、それすらもどんどん修正を加えていかないととてもじゃないがやっていけない、と。ただ、そうおっしゃる顔に悲壮感は全く無く、それを含めても、圧倒的な市場の広がりを証明する数字の前では、誰もが全力で走るしか無い、そんな思いを抱きました。

一般市民としての生活も、配車アプリの状況は上に書きましたが、それ以外にも例えば電子決済・WeChatでの支払い・割り勘はどんなにオンボロの(失礼)露天商でも当たり前に利用出来ます。このあたりは貨幣の信頼度が高い日本は遠く置いて行かれている状況でした。

元々地下鉄やバスなどの公共交通機関の利用料金はとても低く押さえられている一方、持たざる者(例えば中華圏で決済ができない・中国語が話せない外国人=自分です!)との格差はどんどん広がっているのかもしれません。

これから来年にかけていよいよNEV法(ニュー・エネルギー・ヴィークル規制法)のように、トップダウンでどんどんダイナミックに変わる中国から当分目が離せそうにないですね。

その中で10年間戦ってきたサイボウズさんの、次の10年がとても楽しみでワクワクが止まりません!

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西島
"沖縄の自宅からリモートワークで参画している根っからのクラウド・コミュニティ大好き人間。
オープンソースとクラフトビールをこよなく愛する。"