Shima Tech Hub (しまてく) 約1年の振り返り

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沖縄の梅雨明けが待ち遠しい西島です、こんにちは。

弊社は沖縄にコミットすべく色々な取り組みをしていますが、今回はその中のひとつで約1年前から取り組んでいるShima Tech Hub (しまてく)というオフライン(リアル)での勉強会のご紹介をしたいと思います。

Shima Tech Hub (しまてく)とは?

しまてくは『沖縄のITエンジニアを盛り上げたい』という純粋な思いから始まったITエンジニア向けの勉強会で、2024年の4月からおおよそ毎月1回、1年以上継続して開催しています。

Shima Tech Hub – connpass

沖縄県内のエンジニアの価値をもっと見出して、県外に負けないエンジニアの強いつながりを作りたい!という思いで発足した 「Shima Tech HUB」(#しまてく) 沖縄在住のエンジニアの満足度を底上げしたい!そして、多くのエンジニア同士交流の場が生まれ、沖縄のエンジニア界隈を盛り上げたい!という想いを持ったメンバーが集まっています。 ## 主催について 以下の各社(五十音順)の共催です。 * アールスリーインスティテュート * 株式会社シーエー・アドバンス * CBcloud株式会社

取り上げるテーマは自由に設定していまして、特定の言語やテクノロジーに限定せずに『沖縄のITエンジニアのために』をキーワードに、テーマは特定の技術に縛られず幅広く設定しています。

2025年6月現在は、株式会社シーエー・アドバンスさん、CBcloud株式会社さん、弊社アールスリーインスティテュートの3社の共催という形で運営しています。

沖縄のIT業界に貢献したいという思いと勢いだけで突っ走ってきたこの勉強会ですが、地道に続けられて述べ150人近い方に参加していただき、少しだけですが徐々に認知もされてきたかなぁと言う自負とともに、1年を振り返ってみたいと思います。

企業として勉強会を開催するということ

弊社には自分も含め、個人として様々なコミュニティ活動を行っているメンバーが多数いまして、各々有休を使ったり週末を使ったりして活動をしています。 参加者のみなさんはあまり意識することはないかと思いますが、いわゆる「勉強会」といわれるイベントには参加費無料のものでも実はいろいろな種類があるので、個人の主観ですがちょっと整理してみたいと思います。

  • コミュニティの勉強会 : 運営はみんなボランティア。参加者は自由
  • 企業主催の勉強会 : 運営は企業活動の一環。参加者は自由
  • 企業主催の講習会・セミナー : 運営は企業活動の一環。参加者は自社の見込み客や既存のお客様

Shima Tech Hub (しまてく)は、企業主催の勉強会となります。もちろん、コミュニティ主催の勉強会運営も決して楽なものではありませんが、企業主催の勉強会ではある程度の参加者および会社への責任がともなうであろうという認識のもと、はじめにひとつだけ運営上の縛りを設けて合意を取りました(合意というか、無理やり押し付けただけかもしれませんが!)。

それは毎月1回は開催を、1年間続けるよう頑張る!ということでした。

自分で言い出したのになんですが、これは簡単そうに見えて、簡単に引き受けられるような内容ではありません。みなさん普段の業務もある中でのイベント運営は、なかなか骨の折れる案件です。実際、業務的にどうしても厳しいときにはスキップした時期などもあります。それでもほぼ毎月開催にこぎ着けているのは、主催各社の皆様のご協力のおかげです。ありがとうございます!

この難しいと思われることを言い出したのには、以下のような個人的な哲学というか、背景があります。

  • そもそもいちから新しい勉強会コミュニティを立ち上げるのに、それが数回の単発で終わったら、認知も貢献も何もなくそれだけで終わって労力が全て無駄になる。そんなのだったらやらないほうがまし、と言う信念。
  • 繰り返し定期的に開催していると、1回行こうと思ったけど都合が合わなかった参加希望者のかたも、いつか都合があったら参加してくれる(かもしれない)という期待。

経験的に絶対譲れないというこの信念を押し付けても、結局は自分がブーメランになるわけですが、少しでも運営負荷を下げる努力として、主催の持ち回りという考え方を同時に取り入れました。つまり、自社が主催するのは約3ヶ月に1回、というわけです。これで毎月イベント運営する負荷が下がった!はずなのですが、何故か3ヶ月ってすぐに過ぎるのですよね・・・不思議。

イベント自体のテーマや雰囲気

過去のイベントで取り上げたテーマは終了したイベントの資料のページを見ていただくと、イメージが湧くかと思います。もしかして共有し忘れている資料も、弊社の資料はこちらのDocswellのサイトにアップされていますので、よろしければご確認ください。

イベントの雰囲気は、平日夜開催のこともありお腹が減るので、軽食をつまみつつトークを聞くと言うスタイルが基本で、まったり和やかで落ち着いた雰囲気の、平和的なITエンジニアイベントです(※あくまで主催者の自己評価です)。
ときには夕方早めに開催したり(#3)、乾杯から始まったり(#9)、グループ・ディスカッションをしたり(#10)と、思いついた企画を楽しみながら実施しています。

また、ただ誰かのトークを聞くだけではなく、必ず参加者側からのライトニングトーク(LT)を募集していて、一方的に話を聞くだけでなく参加者側からも発信できるような機会を作っています。これもとても大事なことだと個人的には考えています。
いきなり何百人の前で話す前の、LTの練習台にしてもらってもいいんですよ!

個人的にとくに思い出深いのは、北部の名護で開催した#3です。沖縄のコミュニティ勉強会を長年色々と開催してきたのですが、北部での開催というのは諸事情にてそれまで実現したことがなく、今回ようやく初めて実現できたことには感慨深いものがありました。参加してくださった北部の皆様、ありがとうございました!!

また今年1月に開催した#8では、テーマがセキュリティだったのですが参加者が大入りとなりまして、「みんなそんなにセキュリティネタが好きなの!?」とびっくりしたこともありました(あ、この回の資料がイベントページに添付されていないことにいま気づいたので、添付しておきますね)。

約1年続けてきての感想と今後に向けて

「月1回開催頑張る」しばりを地道に続けているとたまにはいいこともあるもので、毎回新しい参加者のかたが来てくださるのは嬉しいことの1つです。取り上げるコンテンツによって色々な分野の参加者が集まってくださるのも、面白い側面のひとつですね。ただそろそろ生成AIネタはお腹いっぱいと言う感じです!

今後はまた参加型のコンテンツにしてみたり、開催場所をいじってみたりと、少しでも沖縄のITエンジニアのみなさんの横の交流や、刺激となる場所にしていけたらいいなぁと思っています。

ということで沖縄ITエンジニアの皆様、次回のしまてくにぜひ遊びに来てください!
当日、出張や旅行などでたまたま沖縄にいらっしゃる方のご参加も大歓迎です。

https://shima-tech-hub.connpass.com/ から「メンバーになる」をポチッと!すると、次回のイベント情報などが届くと思います♪

多くの沖縄ITエンジニアのかたと、イベント会場にてお会いできることを楽しみにしております。

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西島
"沖縄の自宅からリモートワークで参画している根っからのクラウド・コミュニティ大好き人間。
オープンソースとクラフトビールをこよなく愛する。"