kintone Café 名古屋 は他のkintone Caféとは一味違う?

おばんどす。どりぃどす。
今日は実は溜まっていたブログを一気に書き上げるDayです(そういう気分になっていないと書けない体質

さて、すでに3週間近く経ってしまっているのですが、「ちょっと他のkintone Caféとは一味違うんじゃね!?」と巷で噂の斜め上を行っているkintone Café 名古屋に参加してきたので、その様子をお届けしたいと思います。

参加したのはkintone Café 名古屋 Vol.6。
実は、kintone Café 名古屋には入社したての頃にCloud Days 名古屋の出張ついでに参加したことがあります。

思えばそれがkintone Café 名古屋 Vol.1だったらしい。。。
kintone Café 名古屋 Vol.1 ~kintone × 納品のない受託開発 勉強会~

そしてなんという運の巡り合せなのか、その時もソニックガーデンの倉貫さん(とうちのボス)のセッションだったんですね。

弁解の余地もないのですが、当時入社後2週間ほどでCybozu Days要員ということで駆り出され、いろんな新しい人と名刺交換だなんやかんや満身創痍だったため記憶がほぼなく、懇親会で行ったのが名古屋とは無関係のイタリアンだったことくらいしか覚えてないという、そんな片隅の記憶しかありません(ひどい

そんな昔(?)話は置いといて。

当時から考えると、ソニックガーデンさんも弊社も、アピールするポイントって変わってるんだなぁという時代の流れを感じます。

弊社でいうと、当時はkintoneをはじめとするクラウドサービスを駆使したシステム開発**『ハイスピードSI』**推しだったわけですが(**お客様の業務改善のためのシステム開発をする会社**だった。今でもそこはそうなんだけど)**gusuku Customine**をリリースしてからは、**お客様自身の手で自社のシステムを作れるようにする**ための**サービス**を提供する会社としてシフトしていってます。つまり業務改善をするためのシステムは**アールスリーが作るのではなく、お客さんにつくってもらう**スタンスです。
SIをウリにしてた会社がサービス提供する側になるってけっこうなイノベーションだと思う。

そして、ソニックガーデンさんも『納品のない受託開発』これはこれで健在なわけですが、カバーしている領域は幅広く、昨年末頃からkintone界隈で話題沸騰中の業務ハックは、ビジネスモデルというよりは、社内で実践してきた業務改善のノウハウを手法として名前をつけ、世に広めたもの(という認識)です。

今回のkintone Caféはそんな業務ハックとのコラボ企画でした。

てか会場も広いし、参加者も多いです。なんだこのスケール。

意外とkintone側から見たこの組み合わせの勉強会は自分が認識している中にはなかったと思います。業務ハック勉強会の中でkintoneが活用される事例は数多くあるけれど。

前座でM-SOLの小松さんが場を温め、

その後まず**業務ハックとはなにか?**というところについてソニックガーデンの藤原さんからお話がありました。

業務ハック とは

従来の大掛かりな経営改革や業務改善ではなく、クラウドサービスを活用することで、身近な出来ることから改善を始め、 繰り返し型で業務改善を進めていくための手法やノウハウのことを指す。そしてそのような業務改善と合わせて、システム化を行う人は**「業務ハッカー」**と呼ばれる。

**「業務ハッカー」**なる人たち自体は、突如湧いて出てきたわけではありません。実はずっと業務においてそのような動き方をしてきたけれども、日の目を見ることがこれまでなかった人たちです。大半がバックヤードで鳴りを潜めており、表舞台に立つ機会がなかった。
しかもそのような動き方をしたところで社内では「当たり前」として捉えられ、評価対象とならないケースが多いんじゃないかと思います。事実わたしの今までの転職経験の中で在籍していた会社でも、自動化、システム化された事実はありのまま、それまであったかのようにごく自然に受け入れられ、それ自体に一定の評価が付けられていることはなかったと記憶しています。

そんな立場の人達にソニックガーデンさんが名前をつけて、「君たちがやってることはすごいことなんだぜ」的な価値向上のための認知を広めていったというかんじ。

ソニックガーデンさんの社内における業務ハッカーは、いわゆるシステムを作れるプログラマが該当するようですが、広義としては職種は関係ないのかなと思います。

業務ハッカーズによって開催されている勉強会が業務ハック勉強会で、2017年12月の東京開催を皮切りに、全国各地で開催されています。
業務ハッカーズ

業務ハックで大事にしているポイントは以下の3つだと言います。

  • 小さく始めて繰り返すこと
  • クラウドを使いこなす
  • 現地現物ありきの改善

業務はひとりで行うものではなくチームによる共同作業であることがほとんどです。
そのような点から考えた時に、「チームで使えるツール」「小さく始められる」「繰り返される」クラウドサービスという点で、kintoneとの相性が非常にいいとされています。

今回のkintone Café 名古屋は様々な会社の社内「業務ハッカー」達によるkintoneを活用した業務ハックのセッション、そして対外的にお仕事として業務ハックをされているパイオニア達のLT、そもそも業務ハックで大事なことについてのトークセッション、また経営者視点から見た業務ハッカーのトークセッションなどなど、様々な立場からの業務ハックについてのアプローチを間近で知ることができる機会になりました。

補足:スピーカーさんによって業務ハック・業務ハッカーの定義が微妙に違ったりするのですが、本ブログの中では「業務改善」も業務ハック、職種にかかわらず業務改善をしている立場の人は「業務ハッカー」で統一しています

経営者視点からみた業務ハッカーのトークセッションはジョイゾー四宮さん、ソニックガーデン倉貫さん、kintone Café 名古屋 の運営でもあるコラボスタイル松本さんに、モデレーターはジョイゾー四宮琴絵さんという豪華顔ぶれ。いやみなさんのオーラと貫禄すげぇですよまじまじ。

そしてこの余裕である


そしてこの余裕である

サービス精神旺盛


サービス精神旺盛

参加して思うところ

kintoneの良いところは**「小さくコストをかけずに手軽に始められる」**ところだと思ってます。
最初に頑張っていろいろドキュメントやヘルプなどを読み込まなくても、アカウントを作成すれば画面を見れば、形は二の次にしてもアプリを直感的に作ることができます。
手軽に始められるということは**人を選ばない**ですし、どんな人でもローカルで管理しているデータをクラウド化して、社内で共有することができるということです。
その**どんな人でも**というところで、今回のkintone Café 名古屋はほんとに様々な立場の人が登壇された印象でした。
そして、その中に**「エンジニアだ」**という人は一人もいなかったんじゃないかな…(ソニックガーデンの中の人を除く

そして余談

ちょこちょこgusuku Customineを使ってくださっていたり、アピールしてくださった方もいました。コラボさん、森田さん、ありがとうございました。

うちのボスも登壇していた

そういえば業務ハック寄りのブログになっててうちのボスの登壇の話を入れるのを忘れていた(社員失格

業務ハックでgusuku Customine使おうぜ!という鉄板LTでした(写真で見ると痩せたな…

そんなこんなで次回はどんなテーマになるのか楽しみなkintone Café 名古屋です。