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こんにちは、ゆめぴです!
12月に入って、一気に本格的な冬を感じますね。北海道出身、東京都在住ですが、東京の冬もしっかり寒く感じます…
そんな寒さを吹き飛ばす、今年最後のkintoneのアップデートがありました☻
AI機能、ファイル読み込み、利用状況や性能、外部サービス連携に全般に開発基盤、JavaScript API…と本当にもりだくさんです!
早速チェックしていきましょう~♪
AI機能:アプリ設定レビューAI:アプリ設定に対するレビューを受けられる機能
アプリ設定を行う際に、AIによるアプリ設定のレビューを受けられる機能を提供開始します。システム管理者はアプリ設定に関するガイドラインを登録することができ、AIはその内容を加味して各アプリの設定をレビューします。アプリ管理者がガイドラインに沿ったレビューを受けられるようになることで、自身でアプリの設定で改善が必要な点を把握・修正することが可能となり、社内のルールや方針が守られた安全なアプリが運用されるための管理コストを下げることができます。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point1
ついに!アプリの設定をAIがチェックしてくれるようになりました!!決まったアプリ運用ルールを登録しておくと、その方針に沿っているかをAIがレビューしてくれます。
設定に慣れていなくて不安…、複数の担当者でルールを統一したい!というときに、とても助かる機能ですね。
設定ミスの予防にもつながって、安心してアプリを運用できます☻
「情シスが運用ルールを管理しつつ、現場の担当者が自分たちでもアプリを作れる」そんなスタイルと相性バツグンではないでしょうか?
権限をがっちり縛りすぎず、でも自由にしすぎない。バランスのとれた運用を実現できるのが嬉しいポイントです!
IT初心者も試しにやってみました⸜( •ᴗ• )⸝
ルールは以下のようにしてみました。
- アプリ内の情報を閲覧できるユーザーは業務上必要な範囲に設定してください。
- アプリを作成する際には情報システム部門に共有してください。

ルールをもとに、AIがアクセス権やアプリ管理者向けメモなどをチェックして、方針に沿っているかをレビューしてくれました☻
ルールの内容だけでなく、レビューのトーンや形式も指定できるのもポイント!
自社に合ったルールやトーンを設定して、活用してみてくださいね( ᐢ. ̫ .ᐢ )
ファイル読み込み:既存のレコードを上書き(更新)するかどうかを明示的に指定する設定項目を追加
ファイル読み込み時に、既存のレコードを上書き(更新)するかどうかを明示的に指定する設定項目を追加しました。この設定で「レコードの追加のみ」を選択することで、それ以降の設定内容にかかわらず既存のレコードは更新されなくなります。これにより、ステップごとの個々の設定項目に集中しやすくなり、同時に複数の設定を考慮する場面が減ることで、設定作業時の負荷が軽減されます。従来は、アプリのフィールドとファイルの列を対応付ける際に「一括更新のキー」を指定することで、レコードを上書き(更新)するかどうかを決定する形式でした。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point2
ファイル読み込みのときに、既存レコードを上書きするかどうかを最初にハッキリ選べるようになりました!
「レコード追加のみ」を選んでおけば、うっかり既存レコードを更新してしまう心配もなくて安心です。
IT初心者の私も頻繁に使用しているので、設定がシンプルになってとても嬉しいです!
ファイル読み込み:ファイル読み込み時の設定を保存して再利用できるように
ファイルから読み込み画面において、ファイル読み込み時の設定内容を保存して、次回以降の読み込み時に再利用できるようになりました。保存された設定と列の並び順や項目名が同じ構成のファイルが選択された場合に、設定内容が反映された状態から設定作業を進められます。これにより、定期的なファイル読み込みのたびに発生していた、初めからの設定作業の手間が軽減され、より効率的にファイルを読み込めるようになります。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point3
これも、嬉しいアップデートですね…!定期的にデータを更新する際に、毎回同じ設定をやり直す必要がなくなります。
「毎月の読み込み、またか…」なんて思っていたことはありませんか?便利になりますね☻
ファイル読み込み:「読み込まれたファイル」画面で、読み込まれなかった行の再読み込みを行うボタンが利用可能に
ファイル読み込み機能において、読み込み処理が完了後に読み込まれなかった行が存在する場合、「読み込まれたファイル」画面に、再度ファイルから読み込むボタンが表示されるようになりました。 このボタンから対象のアプリの「ファイルから読み込む」画面を開き、修正したファイルを選択すると、前回の設定内容が引き継がれた状態で設定作業を再開することができます。これにより、読み込まれなかった行の再読み込みのたびに発生していた、文字コードの設定やアプリのフィールドの対応付けの設定などの手間が省略できます。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point4
今までは、読み込めなかった行を直すたびに最初から設定し直しになり、地味に面倒だな…と感じることがありました。
今回のアップデートで、ボタンひとつで前回の設定を引き継いだまま再チャレンジできるので、スムーズになりますね☻
利用状況:利用状況ダッシュボードの提供を開始
kintoneの利用状況を可視化できるダッシュボードの提供を開始します。
本機能では、利用ユーザー数やアプリへの操作回数などのメトリクスを時系列グラフで表示できます。これにより、kintoneシステム管理者がkintoneの利用状況の推移を把握でき、社内での定着度や情報の共有状況を確認することが可能です。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point5
利用状況がひと目で確認できるようになりました!
「どのくらいkintoneが使われているのか?」が可視化されることで、社内での定着状況や活用の度合を把握しやすくなります。
スタンダードコース、ワイドコースで使える機能で、活用状況を分析したい方にとても嬉しいアップデートですね♪
性能:【ワイドコース限定】性能ダッシュボードでプッシュ通知の実行待ちの処理の状況を確認可能に
11月版に性能ダッシュボードで提供を開始した「実行待ちの処理の状況」に、プッシュ通知のグラフを追加しました。これにより、kintoneモバイルアプリへのプッシュ通知の処理状況を把握できるようになります。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point6
kintoneモバイルアプリへのプッシュ通知の処理状況が見えるようになりました!
これにより、「この時間帯は通知が混みそう…」といった傾向を掴めるようになります。
運用の見直しや負荷の把握に役立ちますね☻
ワイドコース限定の機能となっていますので、ワイドコースをご利用中の方はご活用くださいね!
外部サービス連携:AIアプリ開発プラットフォーム「Dify」のマーケットプレイスにkintone連携プラグインを公開
ノーコード・ローコードAIアプリ開発プラットフォーム「Dify」のマーケットプレイスに、kintone連携プラグインを公開しました。これにより、Difyからkintone上に蓄積されたデータを参照して、LLM*を活用したAIアプリケーションをノーコード・ローコードで作成し、生成AIを利用した業務改善をより簡単に行えるようになります。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point7
IT初心者、何やら難しいものが出てきたぞ…!?ということで調べました!!
DifyはプログラミングなしでAIを使ったツールを作れるサービスで、チャットボットや文章生成・要約などの業務に使えるAIアプリを手軽に作れるのが特徴…のようです。ふむふむ。
kintoneとの連携プラグインが公開されたことで、AIに相談できるチャットボットを用意したり、生成した文章を外部サービスにも送るようなAIワークフローを作ったり…AI活用の幅が広がりそうですね☻
全般:その他のアップデート・改善・修正
国際化:スペイン語等で利用される数値の小数点「カンマ」表記のファイルの読み込みに対応
ファイルから読み込む画面において、データの対応付けの設定時に、ファイル内の数値の小数点の記号が「ピリオド」であるか「カンマ」であるかを選択できるようになりました。スペイン語やポルトガル語などを利用する地域では、数値の表記として「カンマ」が小数点として用いられており、これらの地域のユーザーでも、普段扱い慣れている数値表記でファイル読み込みが行えるようになります。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point8
ファイル読み込みが、スペイン語やポルトガル語圏で使われる「カンマが小数点」に対応しました!
ファイル内の数値の小数点が「ピリオド」か「カンマ」か選んで利用できるので、これらの地域のデータを扱うときにもスムーズになりますね☻
開発基盤
フロントエンド基盤の刷新(「ファイルから読み込む」画面)
kintone開発チームでは、今後の製品改善スピードをさらに高めるため、リリース当初から使用してきたフロントエンド技術基盤の刷新を、各種画面で順次進めています。今回、新たに「ファイルから読み込む」画面の各種画面のフロントエンド基盤が刷新され、それにあわせてレイアウト・パーツも一部変更されています。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point9
フロントエンド基盤の刷新(「読み込まれたファイル」画面)
kintone開発チームでは、今後の製品改善スピードの向上を目指し、リリース当初から利用し続けてきたフロントエンドの技術基盤の刷新を、各種画面で順次進めています。今回、新たに「読み込まれたファイル」画面のフロントエンド基盤が刷新され、それにあわせてレイアウト・パーツも一部変更されています。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point10
これらの画面のフロントエンド基盤が新しくなったことで、見た目や動きがスッキリしましたね!
普段はあまり意識しない部分ですが、こうした土台の改善が今後のアップデートのしやすさにもつながっていくのかな…と感じます☻
JavaScript API
アプリ:プロセス管理のアクションボタンの表示・非表示の変更と表示状態の取得がJavaScript APIでできるように
レコード詳細画面に表示されるプロセス管理のアクションボタンに対して、表示・非表示の変更と表示状態の取得をJavaScript APIで行えるようになりました。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point11
アプリ:アプリアクションのボタンの表示・非表示の変更と表示状態の取得がJavaScript APIでできるように
レコード詳細画面に表示されるアプリアクションのボタンに対して、表示・非表示の変更と表示状態の取得をJavaScript APIで行えるようになりました。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point12
アプリ:利用可能なアプリアクションの一覧をJavaScript APIで取得できるように
レコード詳細画面で、表示中のレコードで利用可能なアプリアクションの一覧をJavaScript APIで取得できるようになりました。これにより、どのアプリアクションが利用可能かに応じたカスタマイズを行いやすくなります。このAPIの結果はアプリアクションのボタンの表示・非表示の変更APIの影響は受けません。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point13
アプリ:アプリの各画面のショートカットキーの有効/無効の状態をJavaScript APIで取得できるように
レコード一覧画面、レコード詳細/編集画面とレコード追加画面で利用可能なショートカットキーの有効/無効の状態をJavaScript APIで取得できるようになりました。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point14
全体:画面のURLの組み立てJavaScript APIでポータルやスペースなどのURLを組み立てられるように
画面のURLの組み立てJavaScript APIで、従来からURLの組み立てに対応していたアプリ画面だけではなく、ポータル・スペース・ピープル・メッセージ・検索・通知・アプリストア画面のURLも組み立てられるようになりました。これにより、画面遷移を伴う操作やナビゲーションUIの作成をより行いやすくなります。
https://jp.cybozu.help/k/ja/update/main/2025-12.html#point15
今月もJavaScript APIのアップデートがたくさん!
レコード詳細画面のボタン表示を細かく制御できるようになったり、ショートカットキーの状態を取得できるようになったりと、ユーザーが今見ている画面に合わせてUIを柔軟に変えやすくなる改善が追加されました。
ポータルやスペースなど、これまで組み立てられなかった画面のURLもJavaScript APIで作れるようになり、ナビゲーションUIの工夫もしやすくなりました!
さいごに
今月はたくさんのアップデートがありました!
IT初心者のお気に入りは、やっぱりアプリ設定レビューAIでしょうか☻
設定がルールに沿っているかをAIがチェックしてくれるのは本当に心強い機能です~⸜( •ᴗ• )⸝
複数人でアプリを作る場合にも安心ですね!
そして、AIをもっと気軽に業務で使ってみたい方には、カスタマインのOpenAI連携機能も引き続きおすすめです☻
レコードの要約や文章整形など日々の業務をAIに任せられるので、こちらもぜひお試しくださいね。
今年最後のアップデート、もりだくさんでしたね~!来年もブログを書きながら、引き続きkintoneのアップデートをチェックしていけたらと思っています。
来年の改善もたのしみにしつつ、今年ラストまで元気にいきましょう!
今年も一年間読んでくださったみなさま、ありがとうございました★☆


投稿者プロフィール
- IT初心者、マーケティンググループ3年目のゆめぴです。もともとイベントコンパニオンとしてアールスリーのイベントのお手伝いしていたところから入社しました!様々な文章を書く業務を中心に担当し、日々奮闘しています☆
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