kintoneで入力した値のふりがなを別のフィールドに入れるカスタマイズをカスタマインで作る

こんにちは! 育休から復帰していた與那城です。(育休取る時の話は一番下にリンクしておきます!)

育休を取る前に書いた「kintoneのUI改善! フィールドに入力された名前のふりがなを自動的に補完するカスタマイズ」は、みなさん覚えていらっしゃるでしょうか?

いろいろ頑張って、名前のふりがなを補完する…というのをやっている記事です。

この記事の公開から4か月後、2020年10月29日のCustomine(カスタマイン)のアップデートで。新しく「やること」に、な、なんと…

フィールドの入力に合わせてフリガナを自動入力する

というものが追加されました!

この「やること」を使うことで、カスタマインのカスタマイズを1つ設定するだけで、ふりがな補完のカスタマイズが実現できます!

仕組み

カスタマインの「フィールドの入力に合わせてフリガナを自動入力する」でのフリガナの補完は、
キーボードでどのキーを入力したかをチェックして、その内容をフリガナをセットするフィールドにセットしています。

前回のblogの記事のように辞書を用意しなくても、キーボードで入力したとおりにフリガナを反映してくれます。

しかし、その仕組み上、下記のような方法で入力した場合は、ふりがなの補完は効かないので注意してください

  • 日本語変換ソフトの予測変換などを使用している場合
  • コピーアンドペーストで貼り付けを行なった場合
  • ブラウザの補完機能やパスワード管理ツールなどによる補完で入力した場合

カスタマイズ方法

1つの補完したいフィールドにつき、アクションを1つ設定するだけ!

姓のフィールドと名のフィールドでフリガナを自動入力するようにしているので、2アクションです。

「やること」はもちろん、「フィールドの入力に合わせてフリガナを自動入力する」にし、「入力フィールド」「フリガナフィールド」「ひらがなかカタカナか」をセットします。
「条件」は「追加画面・編集画面を表示した時」にします。

これだけです。とっても簡単!

ふりがなを入力する項目が増えれば増えるほど、このカスタマイズを使ってのUI改善がものすごく効いてきます。

もちろん辞書を使ってのふりがなの入力補助との併用も可能なので、コピペした場合にも補完してほしい場合や、
正確にふりがなを振りたい場合は辞書を使ったふりがな補完の仕組みを作ることも是非検討してみてください。

辞書を使って正確なふりがなを振るほどでもないけど、クイックに入力作業の効率を上げるのに是非活用してください!

カスタマインの進化はこれからも続く

カスタマインはこれからも、kintoneアプリ上での作業効率の向上に寄与していきますので、是非ご期待ください!

また、たまに更新履歴も見てみると「いつのまにこんなことできるようになったの!!」みたいなことがありますので、思い出した時に見てみてください。

割と最近(2020年8月〜10月)行なわれたアップデートでは地味に効いてきそうな機能追加だと

  • (やること) 複数行文字列を1行に変換する
  • (やること) フィールドにプレースホルダーをセットする
  • (条件) 日付が指定範囲に入るならば

あたりが個人的にはツボです。

特に、やることの「複数行文字列を1行に変換する」は、kintoneでメールワイズ連携をする時に便利です。

文字列複数行はメールワイズのテンプレートに入れることができないため、このカスタマイズで文字列1行に変換してメールワイズに差し込むといったような使いかたができておすすめです。

是非みなさんもカスタマインでよいkintone環境向上を!

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