カスタマイズがうまくいかないときにやること

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こんにちは、システム開発グループのわたなべです。

今回はgusuku Customine ※のカスタマイズでのデバッグついて記事にしたいと思います。

※ gusuku Customine(以下、カスタマイン)は、kintoneをさらに便利にするカスタマイズをノーコードで、ご自身で作成いただけるサービスです。

2025年2月時点で導入社数2000社を超え、さまざまな業務・業種のお客様にご利用いただいております。

https://customine.gusuku.io

デバッグとは

デバッグとはプログラムが想定通り動かないときに、その原因を取り除き、仕様通りに動くようにすることを言います。

デバッグ – Wikipedia

通常のプログラミングですと、コードを修正するのですが、カスタマインだとどのようにするのでしょうか。

デバッグをする前に

デバッグをするためには問題の原因となる部分を洗い出す必要があります。

見出しには「前に」、と書いていますがここが本題です。デバッグをするにしても原因がわかっていないと適切な対処ができないからです。

では原因を探すにはどうすればいいでしょうか。

問題の原因を特定するには

特定する方法はいくつかあるのですが、問題がどのように起こったのかで方法が変わってきます。

実行時エラーが出た場合

これが最もシンプルなものです。以下画像のように画面にダイアログが出ます。

この画像で言うと(2)の部分がアクション番号に相当します。

Job Runnerの場合は実行履歴にエラーが出ます。

上記画像の場合、エラー列に出ている(6)や(7)がエラーが出ているアクション番号です。

エラーは出るが、アクション番号が出ない場合

これは例えばクエリでエラーが起きたときなどが該当します。

この場合はコンソールログを見ます。コンソールログの見方についてはこちらに載っていますので割愛しますが、上記のようなAPI周りのエラーの場合はアクションが完了しないので、executeAction(〇)の対になるdoneの行が出ないのが特徴です。

エラーが出ないが、想定しない動作をする場合

こちらは先ほどまでの例と違って、エラーが起きない分特定が難しいです。

エラーが発生しないので、上記のエラーが起きるパターンと違って、ダイアログや実行履歴に問題があるログやアクション番号が出ることがありません。

ここでも役に立つのはコンソールログです。ですが、大体のアクションはコンソールログにアクションの実行開始と終了しか出ないです。

そこでコンソールにアクションの結果を出力するコンソールにメッセージを出力するを各処理の間に挟むことで処理が通過したことやアクションの結果を追いやすくなります。これは例えば、フィールドの値を複雑なルールで計算するときや、マッピングで関数を使うときに結果をチェックする、などの局面で役に立ちます。

Job Runnerの場合はログにメッセージを出力するで相当のことができます。また、テスト実行の使用もご一考ください。

いかがでしょうか。カスタマイズにはデバッグがつきものだと思うので、参考になれば幸いです。

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わたなべ
わたなべ
システム開発グループ所属