[後編]IT初心者がゆく!Cybozu Days2025

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こんにちは!べーちゃんです。

前回から少し日があいてしまいましたが、こちらの記事は「[前編]IT初心者がゆく!Cybozu Days2025」のつづきです!

書ききれなかったセミナー内容などの紹介をしていきます!


それでは早速、Day1基調講演から。

■Product Keynote

この日は、関西電力株式会社理事 IT戦略室長・上田晃穂さんを招いた対談からスタート。

特に印象的だったのは、

みなさんの力をあわせてDX・AIを取り組み、日本を活性化させ、ワクワクする日本にしていきましょう

という上田さんのコメントです。

これを受けたあとに聞くサイボウズ社全体のお話はもちろん、kintoneの近況や、そして”これから”の話は、IT初心者の私としても確かにワクワクし、改めて「kintoneへの興味」が湧くきっかけにもなりました。

基調講演だけでもかなりボリューム満点の情報量でしたが、個人的にポイントかなと思ったことをここにザっとまとめておきます。

  • kintoneのグローバル展開にも注力。国外での展示会も積極的に開催。
  • 「市民開発基盤」「データ活用」「ガバナンス」「グローバル」4つの方針からエンタープライズを強化していく。
  • “チーム”でAIを活用しながらDXを促進。
  • “Cybozu NEXT”を掲げ、より多様なお客さまがより多様な情報を扱えるプラットフォームへの進化を目指す。AIを活用しながら「敷居が下がる」、「扱える情報が増える」、「システムがつながる」ことを進めていきたい。

誰もが簡単に業務改善できるように」そんな熱い想いが伝わってくる基調講演でした!

■Day1参加セミナー

グローバル企業が選ぶkintoneー世界4拠点のリアル事例から見る、業務改善の最前線ー

中国・台湾・タイ・マレーシア各国のサイボウズ事業責任者4名から、現地でのkintone活用についてセッションが行われました。

柔軟性の高いkintoneは、アジア圏を中心に世界での利用者も増えているとのこと。kintoneの広まりと共に、gusukuシリーズも徐々に世界から注目されていく未来に期待です…!

実践者が語る!「自律」と「ガバナンス」を両立する市民開発の勘所

市民開発が活発化することと、ガバナンスをどう両立していくかについてのディスカッション。

個人的には株式会社ZOZO新井さんの

定めた「ルール」の”なぜならば”まで浸透させる

という提案が分かりやすく、どの企業でも今すぐ実践しやすそうだと思いました。

また、度々耳にする「市民開発」について、「市民開発=業務部門が自らの業務システムを自部門でつくること」と、分かりやすくまとめてくださり、市民開発という言葉への理解が深まりました!

星野リゾート・ジヤトコのトップリーダーに聞く!事業価値を最大化するIT戦略の「リアル」

kintone Enterprise Circle(通称:kintone EPC)に所属する2社が、自社で行ったDX戦略と現場のリアルについてセッション。

数多くの社員を抱えながらDXを進めるためのさまざまな戦略と

「全員にkintoneを触ってもらったけど、あまり浸透しなかった」

「kintoneは浸透したものの、生成AIはあまりそこから先に進まない」

といった、その裏で抱えるリアルな現場の課題についてお聞きすることができました。

■Day2参加セミナー

「AIで何ができる?」から「どう進める?」へ。成果を出す 組織AI×kintone の始め方

AIの業務活用について、Tech.ASCII.jp編集長・大谷さんの仕切りで行われたパネルディスカッション。

どの業務からAIを活かせばいい?進め方は?リスクは?などなど、AI導入に関する気になる話題が幅広く展開されていました。

最後のパートでは、

「AIはあくまでサポート役であって、最後は人間の判断

「AIに任せられるところは任せて、戦略だったり、コミュニケーションだったりと、人間は付加価値をつける業務に振れる

と、AIが発展したあとに人は何をすべきかまで、お話されていました。

とはいえ、まだまだ未知の部分も多いAI、何をするにもまず「さまざまな情報を共有」していくことが大事とのことだそうです。

超定番がわかる!kintone プラグイン・連携サービス入門セミナー

kintoneエバンジェリスト・渋谷さんが実際にデモを動かしながら、”定番”とされるプラグインや連携サービスを解説。

各サービス実際にどう動かすのか、動くのか、というのはあまり見たことがなく「へー、こうなってるのか」と新たな発見もありました。

そして、このセミナーでは「gusuku Customine」も紹介されていて、こっそりウキウキしていました♪(笑)

kintone Award2025<kintone hiveファイナリストによる事例講演>

さてさて、最後はこちら!!!

前回の記事でもご紹介したとおり、優勝は「株式会社プロサス・小田さん&黒田さん」!おめでとうございます!

Day2に行われたkintone Award2025、各登壇者のおさらいです!

関東甲信越地区代表:株式会社プロサス・小田さん&黒田さん

平均年齢52歳の消防設備部に異動になった唯一の20代・小田さん。

現役で稼働していた複数のExcelデータを、すべてkintoneに移行し、作業時間を2分の1に短縮。結果、売り上げも2倍に!そこからさらに全社展開まで推し進められたとのこと。

随所に挟まる黒田さんの「オダトーンで整とーん!」などの合いの手?に思わず笑ってしまいました(笑)

東海・北陸地区代表:日本海ガス絆ホールディングス株式会社・松井さん

販売管理システムを導入しているPCが各店舗1台しかなく、行列ができるような状況を改善したくkintoneを導入するも、通常業務が忙しく手がつけられず…。

まずは小さなアプリを作って通常業務の時間短縮から始め、そこから販売管理システムの構築。結果、社員全体の年間残業時間2546時間(1人あたり11分)の削減に成功!

心が折れてしまっても、諦めず貫く姿勢が印象的でした!

九州・沖縄地区代表:大英産業株式会社・柚田さん&江崎さん

社外で開けないシステム、Excelへの多重入力を改善すべくkintoneを導入するも、なかなか受け入れられない。

それでもコミュニケーションとアクションを大事に、さまざまな部門に対して”その場で”アプリを作る「ライブ改善」を実施。

そのおかげでkinotneが広まり、現在では、社員それぞれからアプリ作成のアイデアをいただくそうです!

関西地区代表:アースセキュリティ株式会社・中西さん

アナログな管制業務、Excelデータの情報を何度も転記するといった状況から、一気にkintoneでDXを進めたお話。

大阪hiveでも拝聴しましたが、ご自身の性格を逆にプラスに変える姿勢や、「諦めるポイントを作る」という機転の良さに、改めて参考になる部分があるなと思いました!

北海道・東北地区代表:株式会社イヤタカ・大野さん

コロナ禍によって対面でのイベントが一切できなくなり、ブライダル事業は大きな打撃を受け、社員の3割が退職。

そんな逆境のなかでもついてきてくれた社員のために、kintoneを導入することで全力で業務改善に取り組み、業績の復活を目指す大野さん。

hive仙台で社員のみなさんが見守られている写真は胸が温かくなりました。

中国・四国地区代表:ニコニコ観光株式会社・漆川さん

ドライバー不足、高齢化といった課題が残るタクシー・バス業界に異業種から転職。

「新部門立ち上げ」「ドライバーの多動化」「完全希望休制度」の導入をするも現場は大混乱。kintone導入とkintoneを扱える心強いパートさんの登場によって仕組み化でき、平均年齢64歳から58歳までに引き下げに成功したとのこと!

実際いろんな人にまず試してもらうことで、kintoneとの相性が開花して大きく状況が変わる可能性を感じました!

kintone hive2026」の登壇者募集はすでに始まっています!

来年の各地でのkintone hive、そしてkintone Awardでは、どんな活用ノウハウが聞けるのか楽しみですね♪

■おつかれさまでした!

前編とあわせると1万字近く書いたようです。恐るべし、Cybozu Dayzの情報量…(?)

さて、今回参加して一番強く感じたことですが、情報を発信する企業側はもちろんですが、受け取る参加者側の”熱”もすごい。

というのも、さまざまなセミナーを見学をしましたが、私の知る範囲ではあるものの、どのセミナーも大体席が埋まっていたのがちょっと衝撃でした。kintone hackやAwardなんかは満席に近かったです。

さまざまなブースで各社のサービスを情報収集するのはもちろん、それだけではなく、kintoneをより知りたい・学びたい人がたくさん来られているんだと感じました。

それってkintoneをただのサービスだと思ってたら、あまり湧かない感情なのかなと。kintoneを「好き」だからこそ、より深く知って、学んで、活用したいと思えるんじゃないかなと思いました。そんな”熱”がまだkintoneをよく知らない人も引き込んで、どんどん広がって、kintoneをより活用するためのサービスも盛りあがっていく…。そんな輪の拡がりが見えた気がします。

そして、弊社の「gusuku Customine」や「gusuku Everysite」、「キミノマホロ」などは、みなさんのkintoneが好きな気持ちをより加速させるような、kintoneをより好きにさせるような、そんなサービスであると改めて感じます。 だからこそ、もっと広めていけるように、全力で自分ができることをこれからも頑張らねば。そう強く思います。

自分は普段、お客様への資料の送付や、展示会の社内準備などを担当しており、直接みなさんと関わる機会は多くありません。ですが、イベントが問題なく開催されるよう、抜け漏れなく円滑に準備をするため社内の在庫管理アプリを改善してみたり、お届けするメールのテキストもみなさんに楽しんでいただけるものにしたり、みなさんの「好き」を大事に思いながら、日々の業務にこの”熱”を活かしていきます。

ってことで、さいごにやってよかったことをもう一つ紹介します。

写真や動画はたくさん撮っておく!

これだけのことを頭のなかだけで覚えておくのは絶対無理なので、撮影OKのものはとりあえずパシャパシャ撮っておいた方がいいです!

(私は結果400枚ほど写真を撮っていました。)


それでは、また、どこかで。

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べーちゃん
マーケティンググループにて修行中!
推し活と食べて飲むことに消費するタイプ。