公開日:2020-05-29
こんにちは、金春です。
みなさん他社のkintoneアプリ気になりますよね?ということで、弊社の社内で運用されているkintoneアプリをお見せできる範囲でお見せしていくことにしました。
今回は、とても簡単なアプリでいきます。「休暇・休日出勤申請」アプリです。
こんな画面
項目としては何も難しいことはありません。みなさんの想像の範囲だろうと思います。
ちょっと普通じゃないのは、弊社の「孫の手プラグイン」(2024年4月現在: 本プラグインの配布は終了しております)が入っているので必須項目のラベルが赤くなっています。
プロセス管理も設定してあります。
最初は、孫の手プラグインだけが入った、この状態で運用スタートしました。
起きまくるミス
運用をはじめてみると致命的ではないもののミスが連発しました。
- 単一日の休暇なのに開始日と終了日の両方を入力する
- 入力して保存だけして申請を忘れている
- (休日出勤を振替休日で処理する場合は振替休日予定日を入れるルールだが)振替休日予定日を入力し忘れる
kintone標準機能のエラーチェックではこれは防げないので、gusuku Customine でカスタマイズすることにしました。
gusuku Customine でのカスタマイズ
徹底したエラーチェック
まずは、エラーチェックです。
- 開始日と終了日が同日で入力されていたらエラー
- 種別が休日出勤なのに、「休出処理方法」が選択されていなかったらエラー
- 「休出処理方法」が振替休日なのに「振替休日予定日」が入力されていなかったエラー
を作っていきます。こんな感じですね。
それぞれエラー時はこうなります。
自動申請
申請忘れを防ぐために、レコード保存時に申請するか聞くダイアログを表示して自動申請できるようにします。
保存するとこんな感じで聞いてくれるようになります。
ここで「はい」にすると、保存してすぐに申請となります。
カスタマイズ後
このカスタマイズをいれてから、問題のある申請が出ることはなくなりました。簡単なカスタマイズですがミスを防ぐことでストレスがものすごくなくなります。
まとめ
gusuku Customine は有料ですし、誰しも使えるわけではないですが、ミスを防ぐ仕組みを考えるというのはものすごく大切な観点です。標準機能でもできることはたくさんありますので、なにげなくフィールドを並べるのではなく、どうすればミスが防げるか?という視点で考えながら作っていくのも大切ですね。
どうすればいいかわからないという方は、よければ弊社の gusuku Boostone の利用を検討してください。
投稿者プロフィール
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"gusukuシリーズプロダクトマネージャー
ノーコード(No-Code)の有効性に着目し、kintoneとgusukuシリーズの普及のため全国を飛び回っています。"
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