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こんにちは!カスタマーリレーションチームたまこです。
私は日々の商談や業務の中で、kintoneを毎日使っています。 基本的な使い方や機能についてはそれなりに理解しているつもりですが、日々の業務では既存アプリの修正や運用が中心で、「ゼロから設計・構築」する機会は意外と限られています。
特に、ゼロから業務フローを考えてアプリを組み立てるとか、 カスタマインで最初から自動処理を設計していくような“本格的なカスタマイズ”にじっくり取り組む時間って、 なかなか取れないのが正直なところです。
そうした背景もあり、今回はしっかり腰を据えて、ゼロからシステムを作りながらkintoneやカスタマインを学びたいと思い、ブログという形で記録することにしました。
題材として思いついたのが「サッカーチーム運営」
何をテーマにしようかなと考えたときに思い浮かんだのが、 私の小学生の息子が所属している地域のサッカーチームのことでした。 パパがそのチームでコーチをしているので、 私は裏方として、保護者連絡や出欠のやりとりなど、 チーム運営の一部に自然と関わることが多いんです。
チームでは普段、LINEや専用のアプリなどを使って運営していますが、 「もう少し効率よくできるんじゃないかな?」と思う場面もいろいろあります。 たとえば、入会申込書が紙でやり取りされていたり、出欠確認のアンケート回答が漏れてしまったり。 そういった“小さな不便”が積み重なると、地味にストレスになります。
しかも、やりたいことや現状の課題が自分でもよくわかっているので、 kintoneの練習にはちょうどいい題材かもしれないと思いました。
このブログは“kintoneで学ぶ記録”です
というわけでこの連載は、 実際のサッカーチーム運営を題材にして、kintoneやカスタマインを使ってシステムを作りながら学んでいく記録です。
最初から完成形のシステムを目指すのではなく、 「やりたいことを実現できるか?」「それはkintoneの基本機能でできる?それともカスタマインが必要?」と、 試行錯誤しながら手を動かしていくスタイルでやっていきます。
“学ぶ”ことが目的というよりは、 「ふだん触っているツールを、あえて最初から自分で設計して組み立ててみる」ことに意味があると考えています。
無料ツールでもできる。でも、あえてkintone+カスタマイン
正直、LINEや専用のグループウェアを組み合わせれば、 それなりの仕組みは作れてしまいます。専用の無料ツールもあったりします。 ただ今回は、日々の業務改善というよりも、「自分自身が一から考えて作る」のステップを踏むことを重視したいと思っています。
あくまで、
kintoneを使って、何ができるか・できないかを、自分で体験しながら整理してみること
が目的です。
そして、基本機能でカバーできないところはカスタマインで補強してみることで、 どちらのツールもセットで理解を深めていきたいと考えています。
カスタマインに関しても、設定の見直しやトリガー作成など、 実際の業務では既存の仕組みに手を加えることが多かったのですが、 今回は最初からフローを設計することで、より深く理解できたらと思っています。
「kintone+カスタマインで作った方が安くて便利だよ!」という話にはならないと思います。
チーム運営でよくある業務
具体的には、チームでこんな業務が発生しています:
- 出欠確認(練習・試合ごと)
- イベントスケジュールの共有
- 保護者への一斉連絡
- 名簿・連絡先・役割分担の管理
- ユニフォームや備品の在庫管理
- 試合結果や写真の記録
これらのうち、kintoneで置き換えられそうなものから順に試してみる予定です。
たとえば「出欠確認」ひとつをとっても、
- 保護者がスマホで入力する
- 指導側が一覧で確認する
- 未提出者にリマインド通知を送る という一連の流れがあります。
kintoneの標準機能でどこまでできるのか、 どこで工夫や補助ツール(カスタマインなど)が必要になるのか、 そういったことをひとつずつ検証していきます。
この連載でやっていくこと
このブログでは、以下のことを大切にして書いていきます:
- 「考えながら作る」プロセスをそのまま記録すること
- できたこと/できなかったことをハッキリ書くこと
- カスタマインも実際に触ってみて、kintoneとの違いを体感すること
誰かの役に立つ情報になるかは分かりませんが、 「作りながら学ぶ」という点では、同じように試行錯誤している方にとって、 共感してもらえる部分もあるのではと思っています。
次回は「業務の洗い出し」と「必要なアプリ構成の検討」からスタート!
次回はまず、サッカーチームの運営に関わる業務を丁寧に洗い出し、 それらをどのようなアプリに分けて構成するかを考えていきます。
出欠確認やスケジュール管理、保護者連絡、名簿管理など、 それぞれの業務にどんな情報が必要で、どのくらいの粒度で整理するかも検討ポイントになりそうです。
このステップをしっかり行うことで、後のアプリ作成やカスタマインによる自動化もスムーズになるはずです。 保護者がスマホから出欠を入力して、 管理側は一覧で確認、できればリマインドまで自動化できたら嬉しいな、等。
そんな理想に向けて、まずはkintoneの基本機能だけでどこまでできるかを試してみます。 うまくいかなかったところは、カスタマインで補えるかを検証していく予定です。
一番身近な課題からひとつずつ試していくことで、 kintoneとカスタマインの理解を深めていけたらと思っています。
それではまた!
投稿者プロフィール

- カスタマーリレーションチームにおります