kintoneのレコードをExcelのピボットテーブルで集計したい（なるべく楽に）

この記事は Customine Advent Calendar 2023 の13日目の記事です。

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こんにちは、あさがです。

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kintoneの「グラフ／集計表」の機能を使うと、グラフやクロス集計表を作る事ができます。

クロス集計表はそこそこ便利に使えるのですが、指定できるフィールド数に制限があったり、細かい分析となると難しいケースが多い印象です。

そのようなケースでは、Excelのピボットテーブルで集計したくなる時がありますが、kintoneのデータをCSVで書き出してから、ピボットテーブルの設定を行う必要があり、ちょっと面倒です。

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そこで、なるべく簡単な操作でkintoneのデータをExcelのピボットテーブルで集計できないか、Customineの「Excelを出力する」を使ってトライしてみました。

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操作としては、kintoneの一覧画面で「出力」ボタンをクリックしたら、一覧のレコードをピボットテーブルで集計したExcelファイルがダウンロードされる事をイメージしています。

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kintoneアプリに保存されているレコードを一覧形式で出力する事は簡単にできますので、この方法を使います。

　一覧画面から一覧表Excelを作る

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では、設定を進めてみます。

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1.「Excelを出力する」で利用するテンプレートを作る

　最初に空のExcelファイルを用意し、テンプレートを作ります。

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　「元データ」シートに先程の「案件管理一覧」と同じように、kintoneのレコードが一覧出力されるようにしておきます。

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　「ピボットテーブル」シートを追加し、ピボットテーブルの設定を行います。（データソースとして「元データ」シートを参照します）

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　この状態のテンプレートでExcel出力を実行するとエラーが発生してしまいました。（順番が前後してますが、Customineのカスタマイズを作って試しました）

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　ピボットテーブルの設定を見ると6行目に$END、8行目に$FOREACHと出力されています。

　この部分をCustomineが帳票テンプレートの設定だと認識したようで、$ENDの後に$FOREACHが存在する状態となるので、テンプレートの構文エラーとなったようです。

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　行ラベルのフィルターで$ENDと$FOREACHを外してみます。

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2. Customineのカスタマイズ

　最初に記載した　一覧画面から一覧表Excelを作る　を参考にカスタマイズを設定します。

　こんな感じで一覧にボタンが表示され、Excel出力ができるようになります。

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　以上の設定で「Excelを出力する」で出力されたExcelファイルを開けば、ピボットテーブルで集計された状態になります❗

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　と思いきや、全てのレコードが集計対象にはなりません?

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　Excelのメニューから「更新」ボタンをクリックし、データソースを更新してあげる必要がありました。

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　更に行ラベルのフィルターですべて表示されるようにします。

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　これで無事に表示されました?

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１クリックで出力というところまではいきませんでしたが、同様の事を試そうとされた方の参考になれば幸いです。

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※ MacのExcelで試しています