公開日:2018-02-17
一ヶ月ほど前に「Microsoft Flow の kintone コネクタ(プレミアム)を試してみた & 注意点」という記事を書きました。
そこでは kintoneコネクタを設定する手順をただ順に書いただけだったのですが、今回は kintone コネクタ、および Microsoft Flow を組み合わせて**「プログラムを一行も書かない(完全ノンコーディング)」で** どのようなことを実現出来るのか、色々と試してみようと思います。
1. 問い合わせフォームに入力された情報を kintone アプリにレコードとして入れる。
よくある要件です。
一般公開する入力フォームに情報を入力してもらって、メールや Slack で通知を受けつつ、入力された情報は kintoneアプリに蓄積させて集計・分析したいと。あるいは kintone で作ったアプリがあって、あるフォームだけ Webに公開したいと、そんな仕組みも kintoneコネクタを使えばタダで作ることが出来ます。
こんな感じで。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb04ebab43840b89ae_1I8AP0RCIch-xICaDKCKpYg.png)
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb390f557780391d5c_1najfPVc4n4FMthK1D7ztXQ.png)
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb70be2a7152a93bae_1BnGm0cty56cTToRtrRSyEw.png)
オンラインフォームを提供しているサービスプロバイダーが沢山あります。Microsoft Flow の検索欄に「Form」と入力すれば色々と出てきます。 Microsoft 自身が提供している Microsoft Forms も出てきますが、これは Office 365ユーザーでなければ使えないので、Office 365ユーザーでないなら他のサービスを選んでください。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7ebf595239ea9e1443d_1XhkcofxEyiVC4pmwaB2vaA.png)
2. kintone に入力された情報を 最新のAI技術で分析して結果を kintone に書く。
「最新のAI技術」とは? という感じですが、今回はこれを使います。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb67bd4cd7adceb865_1dKkeJC372fL-9YQL_xdKhw.png)
流し込むテキストも何でも良いのですが、今回は以下のページに掲載されている営業メールのサンプルを分析してみましょう。
kintone アプリにテキストを入力し保存すると分析されるようにします。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb60483b1a667b8af3_1UdB0LhlNtZKrRU_6pActkA.png)
注意点があるとすれば「キーフレーズ」アクションは複数の結果を返しますが、そのままでは kintone アプリに書き込むことが出来ませんので、「結合」アクションを用いて 各フレーズを連結しカンマ区切り文字列に加工して書き込んでいます。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb8cf2c605ac11c043_19AISIXyvlqKummuM23frnw.png)
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb8cf2c62b4011c051_1hgWAhUNOlMkNDlv8z1mTyw.png)
いい感じですね。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb04ebabea010b89b0_1zAsGjQcpO6S6Wwvj21XlDw.png)
3. マーケティング・オートメーション(MA)ツール “Marketo”(マルケト)に入力されたリード情報を kintone へ連携する。
“Marketo” (マルケト)用のコネクタを使用して kintone へデータを連携します。
![](https://www.r3it.com/wp-content/uploads/2024/02/5eb3a7eb8038fd8439ee773f_1gl_Apkr4JcjdWuGkPaxRIA.png)
と思ったのですが、私のアカウントでは このコネクタを使用することが出来ませんでした。試せる環境をお持ちの方は是非試してみてください。
まとめ
Microsoft Flow には 非常に多くのコネクタやテンプレートがあり、日々増えているので、kintone コネクタと組み合わせられる連携のパターンは
どんどん増えています。これからは 何か kintone と組み合わせるサービスを検討・選択する際に Microsoft Flowのコネクタを提供しているかどうかも検討材料の一つになるかもしれません。
(追記)
その後、こんなのも書きました。
・Microsoft Flow を使ってノンコーディングで kintoneデータを使ったLINEのBotを作る
・kintone アプリにファイルが添付されたら、すかさず Googleドライブへコピーする。もちろん全てノンコーディングで!
・ぼくのかんがえた さいきょうの Googleカレンダー → kintone
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