kintone(キントーン)のフィールドタイプ別解説「チェックボックス・複数選択」

チェックボックス

ここではフィールドの活用度を上げるためのコツを記載しています。 基本的な機能についてはkintoneヘルプをご覧下さい。

選択項目から複数選択する場合によく使われるフィールドタイプです。選択肢が常に表示されているため選択肢が多い場合はレイアウトに困るのが難点ですが、縦横の並びを選ぶことができるので、それで対応することが多いと思います。

kintoneで複数選択する場合には一番使われるフィールドだと思います。

なお、選択肢から1つだけ選択する場合は、ラジオボタンかドロップダウンを利用してください。

主な利用シーン

「設問への回答」を登録するアンケートアプリなどにおいて、表示されている選択肢から複数選択するフィールドに利用できます。

また、受注・売上管理アプリといった入金が「済」かどうかを登録するアプリなどにおいて、表示されている1つの選択肢をオンかオフか選ぶフィールドに利用できます。

確認事項のチェックなどであれば、必須項目にすることで未チェックの場合はエラーにできます。

複数選択

ここではフィールドの活用度を上げるためのコツを記載しています。 基本的な機能についてはkintoneヘルプをご覧下さい。

こちらも選択肢から複数選択する場合に利用できます。 選択項目は縦に並び、横並びにすることはできません。 選択肢が多い場合はスクロールバーが表示されるので省スペースにはなります。ただ、選択項目が少ししか表示されないので、並び順がバラバラだと探すのが面倒なことがあります。

主な利用シーン

顧客管理アプリのように顧客の「属性」を登録するアプリなど、項目数が少なめな場合なら利用価値があるかもしれませんが、kintoneのアプリでは普通はあまり使われません。

gusuku Customineでの利用

選択した数を取得する

チェックボックスなど複数の値を選択可能なフィールドで選択された項目の数を取得できますか?

チェックボックスや複数選択で選択した数を取得できるので、「3つ選んでいる」などのチェックが可能です。

選択した項目によって、フィールドの表示・非表示を切り替える

チェックボックスのチェック有無によって、該当するフィールド・グループの表示/非表示を切り替えるkintoneカスタマイズ

チェックボックスや複数選択で選択した値に応じて、該当するフィールド・グループの表示を切り替えます。

その他

選択肢は重複できません

選択肢に重複があると、「フォームを保存」や「アプリを更新」の時にエラーとなります。

フィールドの横幅は変更できますが、縦幅は変更できません

kintoneでは、チェックボックスにおいて縦表示と横表示のどちらの場合でも、選択肢の数によって縦幅は固定になります。横幅はどちらの場合でも変更可能です。

複数選択の場合は選択肢の数に関係なく縦幅は固定で、横幅のみ変更可能です。そのため、多くの選択肢がある場合はスクロールして探す必要があります。

アプリ作成後にフィールド追加

kintoneでアプリ作成後にフィールドを追加した場合は、 既存レコードには値が入らないので未選択の状態になります。

アプリ作成後に項目名変更

項目名を変えた場合は、既存レコードの値も変わります。項目を消した場合は、既存レコードの値は残ります(空欄にはならない)。

そのため、カスタマイズで値を比較しての判定処理などがあると、想定外の値が原因で意図しない動きになるケースがあるので要注意です。

検索

  • 「次のいずれかを含む」
  • 「次のいずれかを含まない」

の2つのみ指定できます。「等しい」「等しくない」などは使えません。 また、条件を切り替えると項目選択は初期化されるので、先に条件を選択するようにしてください。

kintoneの絞り込み検索をする際に、値が選択できるので簡単に指定できます。

※このコラムは、2020年5月時点のkintoneを元にしています。