ぼくのかんがえた さいきょうの Googleカレンダー → kintone

今回は Google カレンダーに予定(スケジュール)を登録したら kintone アプリへ反映させるようにします。

この例では、予定の 追加・変更・削除を一つのフローで処理しようとしているので、追加・変更・削除のいずれなのかを判断し後続処理を切り替えなければなりません。

まず、kintone の レコード検索 APIを実行して、その予定のレコードが既に存在するかどうかを調べられるようにします。存在するならレコードの更新、存在しないなら新規追加を行うことになります。

次に「変更されたイベントの一覧」-「アクションの種類」という項目に、スケジュールの 追加・変更・削除に応じて「added」「updated」「deleted」のいずれかの値が入っているので「delete」の場合のみ、別の処理に飛ばします。(一番左側のフロー)

kintone コネクタ には現状、レコードを削除する機能がありません。「deleted」が来た場合は、ラジオボタン項目に「削除」という値をセットすることにします。

「deleted」でない場合、つまり「added」か「updated」の場合は、その予定のレコードが既に存在するかどうかで処理を分けます。存在するかどうかは「HTMLリンク」という項目に「一覧の一意のID」が入っているので、これをキー項目としてクエリを投げて判断します。

「totalCount」が「‘0’」であれば既存レコードは存在しないので新規追加、「‘0’」でなければ存在するのでレコードの更新を行います。

数回に分けて、Microsoft Flow の kintone コネクタ使用例を挙げてきましたが、いかがだったでしょうか。

「さいきょう」かどうかはともかく、Microsoft Flow を用いて出来ることを理解し、制約を受け入れて、アプリの作りや運用を合わせられるなら、ノンコーディングでも充分に実用的なものを作ることが出来ます。

そして、弊社からも ノンコーディングで kintone のカスタマイズを行うことの出来るサービス、 gusuku Customine のプレビュー提供が始まりました。プレビュー期間中は無償で ご使用になれますので、ぜひこの機会に体験してみてください。

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うっちー
kintone認定カイゼンマネジメントエキスパート(KME), アプリデザイン/カスタマイズ スペシャリスト